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空想科学世界

猫・特撮・感想・料理。長年ヲタクと腐女子を患っています。
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*2009.01.14 (Wed)... 小説家は束縛する
★小説家は束縛する★


菱沢九月 著

~あらすじ~
晴れて恋人同士として一緒に暮らし始めた佐々原と律。
小説に行き詰ったり、眠れなくなったと言いながら、昼となく夜となく身体をつなげたがる佐々原を受け入れる律。
とても幸せだけど、このままで居て良いわけないと、漠然とした不安にかられる。
「やっぱり仕事をしたい」と考える律は、オープンしたての小さなレストランの厨房で働こうと思い、訪ねる。
するとその店のオーナーは、過去に付き合ったことのある、一癖も二癖もある土屋だった。
佐々原を思えば昔の男の元で働くのはいらぬ誤解を生みそうだし、自分が働いてみたいと思う理想の店に心も惹かれるし、もう別れたとはいえ、土屋の変な魅力にフラフラしてしまう自分も自覚して・・・!?

えー、懺悔の続編なんですが、個人的にはこっちよりも、懺悔の方が萌えでした。

全体的にぼんやりとした雰囲気で、特にこれと言って印象に残るセリフもエピソードもなく・・・。
でも、ようやく佐々原が律をちゃんと見始めたかなあと言うのは分りました。
懺悔でもそうでしたが、佐々原は、律(に限らず)をどこか別次元から冷静に俯瞰している自分がいつも頭から離れないような人物に思えたんですが、この話でようやくその別次元の自分との折り合いがつけられて、「律と一緒に生きていく」という覚悟が固まったかな~と感じました。

律メインに話が組み立てられていましたが、むしろこれは佐々原を軸にした話に思えました。

これもドラマになると良いなあ。

土屋は鳥海さんか、小西さんだったら良いなあ(出た!お得意の妄想キャスティング!)

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