空想科学世界
猫・特撮・感想・料理。長年ヲタクと腐女子を患っています。
*2024.11.28 (Thu)... [PR]
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*2010.09.28 (Tue)... おきざりの天使
★おきざりの天使★
夜光花 著
~あらすじ~
両親を亡くした圭一は、叔父の家に引き取られた。叔父も叔母もいい人で、いとこの徹平と分け隔てなく育ててくれたけれど、どこか遠慮して暮らしている。
徹平と同じ高校に通い生徒会副会長を務めるうち、生徒会長の高坂と恋人になった。
この頃、ネットでは「関東一円に大きな地震が来る」という噂で持ちきりだった。そして本当に地震が来てしまい、これを境に学校内で奇怪な現象が起きはじめる。
一体何が起こったのか分からないまま、不安とストレスにさらされ続ける時間が始まった・・・。
圭一の抱えるトラウマが深すぎるから引き起こされた事態なんですが、このトラウマと言うのが、ひどい。
両親が事業に失敗して借金抱えた挙句一家心中。
母親に言われた薬を飲まずにいた為、圭一は助かった。
両親と川の字で寝たはいいが、握った両親の手が異常に冷たいなあと思いながら二日を過ごした幼少期の経験のおかげで、自分より先に誰かに寝られてしまったり、寝ても寝相がよかったり、寝息が静かだったりするとパニック障害が起きる。
「誰かに置いていかれる」ということが極端に恐ろしくて、靴紐を結びなおしている時に「先に行ってるな」と言われるだけで震えてしまうほど。
叔父たちの厚意でいとこの徹平と同じ高校に通い、同じ水泳部に入りそこで知り合った高坂と最初は顔見知り程度だったが、先輩に貞操を奪われそうになったところを助けられて以来、仲良くなる。
そのうちお互い生徒会執行部の会長副会長になり、親しくなるにつれ、高坂が圭一に友情以上の感情を抱き始め、はずみでさわりっこまでしてしまう。
改めて「俺今分かった、お前が好きだったんだ」と告白してくる高坂。
1週間後、高坂にOKの返事をしてキスをしていると地震が来る。
で、ここから漂流教室か閉鎖空間かという、奇妙な出来事が起こり始める。
まず、携帯、ネット、TVなど、外界との連絡手段がなくなる。校内なら携帯OK。
校門を出た途端、次々に人が倒れて動かなくなる。
次は昇降口を出ると倒れてしまうようになり、校舎内のみが安全地帯に。しかし、1時間に1箇所ずつ、デッドになって行く部屋が増えてゆく。
校内はパニックになり、飛び降りる者が徐々に増え始める。
生徒会長の高坂は、パニックを抑えようと色々画策していく中で、自分がおかしくなってしまいそうになると圭一の体を求めてくる。
圭一を抱くことで、崩壊しそうな精神を保とうとする。そしてそれは、圭一も同じ。
次々にデッドになっていく部屋が増えていくなかで、幼い頃から圭一と一緒に育ってきた徹平は圭一の心の闇と、この状況とを分析し、ある答えを導き出す。
それを聞きたくなくて、徹平を窓から突き落としてしまう圭一。
「ココは絶対安全だ」と確信している部屋・生徒会室で高坂と二人きりになる圭一。
「ずっとお前を呼んでいるのに、分からないのか?」という高坂の問いかけに、「現実に戻るのが怖いんだ」と答える圭一。
しかしてその真実とは!?
・・・・・・・・みたいなお話なんですが、ぶっちゃけて言ってしまうなら、「BL版・エンドレスエイト」でしたって言うお話。
本編中ものすごい勢いで盛ってた生徒会長ですが、結局は圭一が作り出した「閉鎖空間」なので、全ては圭一の妄想。
要するに受けはドスケベでしたって言うオチになってしまうという・・・。
でも、ラストの「残酷な夢の中の方が幸せで楽だった」という圭一のセリフに、ちょっとドキッとしたなあ。
目覚めたことすら夢だと取れなくもない。
結末は読者に委ねる感じで唐突に終わっているのが、ある意味で突き放された余韻と言うか。
人によっては「で、オチは?」って感じなんだろうけど、私は嫌いじゃないです。
作者さんがあとがきで「ホントは高坂と徹平と圭一で3Pにしたかった」と言っていたんですが、
どうしてそうしなかったんだと小一時間・・・www
そうそう。CD化が決定しているそうです。
圭一=武内健さん
高坂=羽多野渉くん
徹平=鈴木達央くん
羽多野くんと武内さんで、ガッツリとメインカプを演じるのは「きみ手」以来?
わーい楽しみ~♪
夜光花 著
~あらすじ~
両親を亡くした圭一は、叔父の家に引き取られた。叔父も叔母もいい人で、いとこの徹平と分け隔てなく育ててくれたけれど、どこか遠慮して暮らしている。
徹平と同じ高校に通い生徒会副会長を務めるうち、生徒会長の高坂と恋人になった。
この頃、ネットでは「関東一円に大きな地震が来る」という噂で持ちきりだった。そして本当に地震が来てしまい、これを境に学校内で奇怪な現象が起きはじめる。
一体何が起こったのか分からないまま、不安とストレスにさらされ続ける時間が始まった・・・。
圭一の抱えるトラウマが深すぎるから引き起こされた事態なんですが、このトラウマと言うのが、ひどい。
両親が事業に失敗して借金抱えた挙句一家心中。
母親に言われた薬を飲まずにいた為、圭一は助かった。
両親と川の字で寝たはいいが、握った両親の手が異常に冷たいなあと思いながら二日を過ごした幼少期の経験のおかげで、自分より先に誰かに寝られてしまったり、寝ても寝相がよかったり、寝息が静かだったりするとパニック障害が起きる。
「誰かに置いていかれる」ということが極端に恐ろしくて、靴紐を結びなおしている時に「先に行ってるな」と言われるだけで震えてしまうほど。
叔父たちの厚意でいとこの徹平と同じ高校に通い、同じ水泳部に入りそこで知り合った高坂と最初は顔見知り程度だったが、先輩に貞操を奪われそうになったところを助けられて以来、仲良くなる。
そのうちお互い生徒会執行部の会長副会長になり、親しくなるにつれ、高坂が圭一に友情以上の感情を抱き始め、はずみでさわりっこまでしてしまう。
改めて「俺今分かった、お前が好きだったんだ」と告白してくる高坂。
1週間後、高坂にOKの返事をしてキスをしていると地震が来る。
で、ここから漂流教室か閉鎖空間かという、奇妙な出来事が起こり始める。
まず、携帯、ネット、TVなど、外界との連絡手段がなくなる。校内なら携帯OK。
校門を出た途端、次々に人が倒れて動かなくなる。
次は昇降口を出ると倒れてしまうようになり、校舎内のみが安全地帯に。しかし、1時間に1箇所ずつ、デッドになって行く部屋が増えてゆく。
校内はパニックになり、飛び降りる者が徐々に増え始める。
生徒会長の高坂は、パニックを抑えようと色々画策していく中で、自分がおかしくなってしまいそうになると圭一の体を求めてくる。
圭一を抱くことで、崩壊しそうな精神を保とうとする。そしてそれは、圭一も同じ。
次々にデッドになっていく部屋が増えていくなかで、幼い頃から圭一と一緒に育ってきた徹平は圭一の心の闇と、この状況とを分析し、ある答えを導き出す。
それを聞きたくなくて、徹平を窓から突き落としてしまう圭一。
「ココは絶対安全だ」と確信している部屋・生徒会室で高坂と二人きりになる圭一。
「ずっとお前を呼んでいるのに、分からないのか?」という高坂の問いかけに、「現実に戻るのが怖いんだ」と答える圭一。
しかしてその真実とは!?
・・・・・・・・みたいなお話なんですが、ぶっちゃけて言ってしまうなら、「BL版・エンドレスエイト」でしたって言うお話。
本編中ものすごい勢いで盛ってた生徒会長ですが、結局は圭一が作り出した「閉鎖空間」なので、全ては圭一の妄想。
要するに受けはドスケベでしたって言うオチになってしまうという・・・。
でも、ラストの「残酷な夢の中の方が幸せで楽だった」という圭一のセリフに、ちょっとドキッとしたなあ。
目覚めたことすら夢だと取れなくもない。
結末は読者に委ねる感じで唐突に終わっているのが、ある意味で突き放された余韻と言うか。
人によっては「で、オチは?」って感じなんだろうけど、私は嫌いじゃないです。
作者さんがあとがきで「ホントは高坂と徹平と圭一で3Pにしたかった」と言っていたんですが、
どうしてそうしなかったんだと小一時間・・・www
そうそう。CD化が決定しているそうです。
圭一=武内健さん
高坂=羽多野渉くん
徹平=鈴木達央くん
羽多野くんと武内さんで、ガッツリとメインカプを演じるのは「きみ手」以来?
わーい楽しみ~♪
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