空想科学世界
猫・特撮・感想・料理。長年ヲタクと腐女子を患っています。
*2024.11.27 (Wed)... [PR]
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*2010.12.14 (Tue)... 善徳女王(完結)
★善徳女王(完結)★
前回、ミシル様が死んだところまで感想書きました→★
で、ラストまで見たので総括を。
~あらすじ(完全にネタバレますよ!)~
ミシルが「自分を王妃にするなら先王の遺言を捻じ曲げて王にしてあげる」と先王の次男を王にしたが、結局王妃にしてもらえなかったので、王との子供・ピダムの利用価値がなくなったとあっさり捨ててしまう。
ピダムは武官のムンノに拾われ、先王の「三国統一」の夢の駒にする為に、厳しく教育して育てられた。
まだ物の善悪の区別もつかない頃、ピダムは師匠であり父と慕うムンノの言いつけを守るため、無邪気にも多数の人間を毒殺してしまった事がある。
以降、ムンノはピダムの中に流れるミシルの邪悪な部分を忌み嫌い、少し距離を置くようになる。
愛情が欲しくて欲しくてたまらない少年時代を過ごし、ピダムはそのまま荒んだ青年に育つ。
そんなピダムを誰より一番に信じたのがトンマン。
トンマンにしてみれば、身分を取り戻してからというもの、相思相愛だったユシンからも「王女様」「女王様」とかしずかれ、唯一自分を「王」ではなく「女」としてずっと見つめ続けるピダムを好きになっていくのは自然な流れ。
ピダムが純粋にトンマンに恋心を捧げれば捧げるほど、ピダム側の勢力の人間たちが黙っちゃ居ない。計略を張り巡らせてトンマンとの仲を引き裂こうとする。
トンマンはピダムを信じて愛しているけれど、ピダムは誰からも愛された事がなく、いつも捨てられないかと不安がる性格のせいで「女王様の側近が自分を殺しに来た」という計略にまんまとだまされ、あっさりトンマンを疑い、結果的に心が壊れてしまう。
ピダムは、「自分を殺そうとするほど王座が重いのなら解放してあげます」と、とうとう国ごとトンマンを奪おうと反乱を起こす。
こうなっては何をどうしようが取り返しもつかず、トンマンはピダムを反逆者として刺殺命令を出す。
そして・・・!?
ピダム超切ねぇ。
50話でミシル様が死んで、トンマンの物語としての善徳女王は終わったと見ていいと思います。(元々全50話の予定だった番組)
以降12話は、ピダム主人公のスピンオフ。
褒め言葉としての映像特典。
トンマンとミシルの緊張感あふれる政治的対決は超おもろかったし、二人の女性を巡って対立する男達の恋心とか嫉妬とか野望とかもそれはそれで面白かったんですが、ラスト12話・・・というよりラスト4話が珠玉。
アタシ昔から男女間の恋愛物は決して実らない悲恋が大好きで、出来れば片方には死んで欲しいんです(なんて事を言うんだ)
生きて恋が実って萌え~って作品はほぼ無いに等しいです。
久々にドラマで泣いたよ~~。
トンマンは聖骨(ソンゴル)という、国で一番高い身分。
その体に身分の低い者がおいそれと触ってはいけない決まりがあり、更に身分の高い人の本名を目下の者が呼んではいけないと言う社会通念のある時代。
(日本でも江戸時代まではあった習慣)
政治や人間関係で落ち込んだり震えてたりすると、ピダムが手を握ったりして慰めてくれて、「王女様」でも「女王様」でもなくただ、「トンマン」として見て想いを寄せてくれる。
そんなピダムにトンマンの女心がときめかない訳も無く。
ある時ピダムに「王には名前が無い。たとえ恋心からお前が私の名前を呼んだとしても、それは反逆罪になってしまう」と、苦しい胸のうちを明かす。
結局トンマンの方がピダムを手放せず、結婚の約束をする。
それが面白くないピダムの勢力(元ミシル派)が、二人が信じあおうとすればするほど次々とピダムを窮地に追い込む計略を企てていく。
もう、切ないやら計略の糸を引く黒幕が憎らしいやら!
結局ピダムは自分が計略に引っかかって反乱を起こしてしまった事を知り、黒幕を殺そうと部屋に乗り込むんだけど、
「なんでも俺のせいか。違う。
俺がいなくてもお前は女王を手に入れる為に何でもしただろう。王になり、全てを手にしたかったはずだ。
俺は、恋のせいで道をはずしたお前をちょっと手伝っただけだ。
陛下は最後までお前を信じていたのに、結局女王を信じ切れなかったお前が恋も権力も壊したんだよ。ピダム」
これを聞いて壊れてしまうピダム。
「トンマンに言わなければならない事がある」と、兵士と戦いながらトンマンのいる所まで進んでいくんだけど、「トンマンまであと70歩・・・30歩・・・10歩」って矢に撃たれて斬られて蹴られても、ただトンマンだけを見つめて、前に進んでいく姿がもう泣けて泣けて。
もうちょっとってところでユシンにとどめ刺されちゃうんだけど、
「トンマン、トンマナ・・・」
って絶命する瞬間まで名前を呼びながら・・・とか泣けてまうやろーー!!!
名前の最後がナになるのは余程親しくないと言ってはいけない変化形だそうです。
日本で言うなら「○○ちゃん」とかのイメージだそうで。つまり女王に対して恋人として呼びかけてるってのがまた泣けるわー!!
そう呼んで許されるのはピダムだけだったし、トンマンだってそう呼んでもらいたかったのを知ってるからこそ。
二人の間だけで通じる最後の心のふれあいは、反逆者が女王を呼び捨てにする形でしか叶わなかったのが悲しくてなあ・・・。
「善徳女王」というタイトルだから、もちろんトンマンが主人公であり、大河ドラマだから「生まれて死ぬまで」なのは当然なんだけど、50話まではミシル様が持ってって、それ以降はピダムが持ってったなあ。
ちょっとこれから、キム・ナムギル(ピダム役の人)応援するわ。
・・・と思ったらこの秋から兵役期間に入ったそうです。新たな役は、3年後くらいに見られるのかな?
ラストシーン、幼いトンマンに向かって語りかけるシーンはこれまたちょっと泣けたな。
全62話があっという間!
面白すぎてホントに目が離せないっす!
全巻レンタルしてるから、年末年始に一気見してみては?
あと、ピダムの吹き替えが福山潤なのは反逆者的に笑うところじゃないと思います。
…思わせてwwww
前回、ミシル様が死んだところまで感想書きました→★
で、ラストまで見たので総括を。
~あらすじ(完全にネタバレますよ!)~
ミシルが「自分を王妃にするなら先王の遺言を捻じ曲げて王にしてあげる」と先王の次男を王にしたが、結局王妃にしてもらえなかったので、王との子供・ピダムの利用価値がなくなったとあっさり捨ててしまう。
ピダムは武官のムンノに拾われ、先王の「三国統一」の夢の駒にする為に、厳しく教育して育てられた。
まだ物の善悪の区別もつかない頃、ピダムは師匠であり父と慕うムンノの言いつけを守るため、無邪気にも多数の人間を毒殺してしまった事がある。
以降、ムンノはピダムの中に流れるミシルの邪悪な部分を忌み嫌い、少し距離を置くようになる。
愛情が欲しくて欲しくてたまらない少年時代を過ごし、ピダムはそのまま荒んだ青年に育つ。
そんなピダムを誰より一番に信じたのがトンマン。
トンマンにしてみれば、身分を取り戻してからというもの、相思相愛だったユシンからも「王女様」「女王様」とかしずかれ、唯一自分を「王」ではなく「女」としてずっと見つめ続けるピダムを好きになっていくのは自然な流れ。
ピダムが純粋にトンマンに恋心を捧げれば捧げるほど、ピダム側の勢力の人間たちが黙っちゃ居ない。計略を張り巡らせてトンマンとの仲を引き裂こうとする。
トンマンはピダムを信じて愛しているけれど、ピダムは誰からも愛された事がなく、いつも捨てられないかと不安がる性格のせいで「女王様の側近が自分を殺しに来た」という計略にまんまとだまされ、あっさりトンマンを疑い、結果的に心が壊れてしまう。
ピダムは、「自分を殺そうとするほど王座が重いのなら解放してあげます」と、とうとう国ごとトンマンを奪おうと反乱を起こす。
こうなっては何をどうしようが取り返しもつかず、トンマンはピダムを反逆者として刺殺命令を出す。
そして・・・!?
ピダム超切ねぇ。
50話でミシル様が死んで、トンマンの物語としての善徳女王は終わったと見ていいと思います。(元々全50話の予定だった番組)
以降12話は、ピダム主人公のスピンオフ。
褒め言葉としての映像特典。
トンマンとミシルの緊張感あふれる政治的対決は超おもろかったし、二人の女性を巡って対立する男達の恋心とか嫉妬とか野望とかもそれはそれで面白かったんですが、ラスト12話・・・というよりラスト4話が珠玉。
アタシ昔から男女間の恋愛物は決して実らない悲恋が大好きで、出来れば片方には死んで欲しいんです(なんて事を言うんだ)
生きて恋が実って萌え~って作品はほぼ無いに等しいです。
久々にドラマで泣いたよ~~。
トンマンは聖骨(ソンゴル)という、国で一番高い身分。
その体に身分の低い者がおいそれと触ってはいけない決まりがあり、更に身分の高い人の本名を目下の者が呼んではいけないと言う社会通念のある時代。
(日本でも江戸時代まではあった習慣)
政治や人間関係で落ち込んだり震えてたりすると、ピダムが手を握ったりして慰めてくれて、「王女様」でも「女王様」でもなくただ、「トンマン」として見て想いを寄せてくれる。
そんなピダムにトンマンの女心がときめかない訳も無く。
ある時ピダムに「王には名前が無い。たとえ恋心からお前が私の名前を呼んだとしても、それは反逆罪になってしまう」と、苦しい胸のうちを明かす。
結局トンマンの方がピダムを手放せず、結婚の約束をする。
それが面白くないピダムの勢力(元ミシル派)が、二人が信じあおうとすればするほど次々とピダムを窮地に追い込む計略を企てていく。
もう、切ないやら計略の糸を引く黒幕が憎らしいやら!
結局ピダムは自分が計略に引っかかって反乱を起こしてしまった事を知り、黒幕を殺そうと部屋に乗り込むんだけど、
「なんでも俺のせいか。違う。
俺がいなくてもお前は女王を手に入れる為に何でもしただろう。王になり、全てを手にしたかったはずだ。
俺は、恋のせいで道をはずしたお前をちょっと手伝っただけだ。
陛下は最後までお前を信じていたのに、結局女王を信じ切れなかったお前が恋も権力も壊したんだよ。ピダム」
これを聞いて壊れてしまうピダム。
「トンマンに言わなければならない事がある」と、兵士と戦いながらトンマンのいる所まで進んでいくんだけど、「トンマンまであと70歩・・・30歩・・・10歩」って矢に撃たれて斬られて蹴られても、ただトンマンだけを見つめて、前に進んでいく姿がもう泣けて泣けて。
もうちょっとってところでユシンにとどめ刺されちゃうんだけど、
「トンマン、トンマナ・・・」
って絶命する瞬間まで名前を呼びながら・・・とか泣けてまうやろーー!!!
名前の最後がナになるのは余程親しくないと言ってはいけない変化形だそうです。
日本で言うなら「○○ちゃん」とかのイメージだそうで。つまり女王に対して恋人として呼びかけてるってのがまた泣けるわー!!
そう呼んで許されるのはピダムだけだったし、トンマンだってそう呼んでもらいたかったのを知ってるからこそ。
二人の間だけで通じる最後の心のふれあいは、反逆者が女王を呼び捨てにする形でしか叶わなかったのが悲しくてなあ・・・。
「善徳女王」というタイトルだから、もちろんトンマンが主人公であり、大河ドラマだから「生まれて死ぬまで」なのは当然なんだけど、50話まではミシル様が持ってって、それ以降はピダムが持ってったなあ。
ちょっとこれから、キム・ナムギル(ピダム役の人)応援するわ。
・・・と思ったらこの秋から兵役期間に入ったそうです。新たな役は、3年後くらいに見られるのかな?
ラストシーン、幼いトンマンに向かって語りかけるシーンはこれまたちょっと泣けたな。
全62話があっという間!
面白すぎてホントに目が離せないっす!
全巻レンタルしてるから、年末年始に一気見してみては?
あと、ピダムの吹き替えが福山潤なのは反逆者的に笑うところじゃないと思います。
…思わせてwwww
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