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空想科学世界

猫・特撮・感想・料理。長年ヲタクと腐女子を患っています。
*2025.02.10 (Mon)... [PR]
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*2009.12.10 (Thu)... 不浄の回廊
★不浄の回廊★



不浄の回廊:夜光花 著

~あらすじ~

幼い頃から霊能力のあった天野歩は中学3年の春、クラス替えで自分の前の席になった西条希一の背中に黒い影をみつける。
周囲に溶け込もうとしない西条と学校行事をきっかけに少しだけ距離を縮めた歩は、黒い影の正体を見極め、出来れば取り除きたいと思うようになった。
しかし、霊媒体質である歩はのめり込みすぎて悪影響を受けまくり、日常生活が困難となってしまう。
そして9年後、一人暮らしをはじめた歩の隣の部屋は、偶然にも西条だった。再会を喜ぶが、数段濃くなった黒い影を背負っているのを見てしまった歩は・・・!?


西条は、家系的に男子短命で、子供の頃から母親に加持祈祷に連れまわされていて、拝み屋的な事には異常なまでの拒否反応を示す男。
色々な過去の事情もあいまって、積極的に生きていない男で、「好き」とか「生きたい」という感情が欠落している人間。

一方歩は、物凄く能天気。
24歳で、持って生まれた霊媒体質の所為で長い間日常生活が送れず、ずっと引きこもっていた所為で学歴は中卒。
コンビニのバイトしながらヘラヘラしてて、「そりゃダメだろ」と西条に否定されても「何でダメ?俺すごく健康だよ?」と素で返す天然ぶり。
全然すれていない健気カワイコちゃん。

西条みたいな「女はやれればイイ」とか「付き合うとかめんどくさい」とか言ってるタイプは、歩みたいな子犬タイプにコロッとやられる運命なんです。
それが一番幸せです。

結果として、先祖が呪われていたとか、生霊飛ばしてくるようなストーカーの所為で西条の黒い影が濃かったりしたようですが、歩と、歩の父(歩より すごい霊媒師)のおかげですっかり黒い影が消え去り、ウッカリ歩を可愛いとか思ってしまって抱いてみたらすっかりハマって、結局西条の方がメロメロになっ て、一緒に暮らしてハッピーエンドでした。

軽くさらっと読めるBL小説でした。

エロいシーンは、なんつーか、「そんなに乳首吸って大丈夫か?」と思うほど、西条君は歩の乳首をいじくり回してた。
とにかく乳首に執着しとった。

そんな印象。

これ、CD化が決定しているそうなんですが、キャストはまだ未定のようです。
個人的希望を言っていいなら、西条君は、ダルそうにギャンギャンわめく感じの鈴木達央くんか、もしくは世の中を嘲笑するような感じの鳥海浩輔さんがいいな~と思う。
歩は、24歳なのにありえん可愛さで芝居してもらった武内健さんか、そうじゃなければ代永翼くんがいいな~。
歩は可愛い声の方がいいです。

*キャスト決定(追記)
西条君は妄想どおり、鳥海さん。歩は宮田さんになりました。

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*2009.11.21 (Sat)... それが愛なのさ
★それが愛なのさ★


それが愛なのさ 夜光花 著

~あらすじ~
高校時代の友人・藤崎と偶然再会した貢。
大好きだったけど、その恋心を告げられなかった初恋の相手との出会いに、貢は素直に喜ぶことができなかった。
なぜなら、女装をしていたから……!
しかしバレたと焦る貢に、泥酔した藤崎は「すっごく好み、付き合って」と迫ってくる。
気づかれていないことをいいことに、貢はチャンスに飛びついた。
一度でいいから藤崎を味わってみたい。
勢いのまま♪♪♪♪♪をしてしまう貢だが……!?
(楽天より転載)

えー、このトンチキ表紙。

拡大図→★

話自体は、夜光さんの持ち味の、重くて苦しいお話ではなく、ドタバタラブコメディ

門地さんのエロい絵のおかげでずいぶん勘違いされてしまうかもですが、ホントにコメディ。

貢は過去の自分の性癖カミングアウトで手痛いトラウマを背負ったことがあり、藤崎と付き合うことが出来ても、「この恋はいつか終わっちゃうから、深入りしないようにしよう」と線を引いて付き合っているんですが、藤崎にはそれが我慢ならない訳で。

藤崎は、すでに性別がどうのこうのとかを超越しちゃってて、ただ、貢が自分の側にずっといてくれればそれでいいとか思ってる、まっすぐで熱い人物。

暑苦しい愛情表現をさらっと交わしてしまうからこそ生まれる誤解で傷ついてしまう二人が、もどかしくってたまらん!

個人的には、脇のママと元彼(?)の西井がいい味出してたと思う。
源一郎のその後の軽い始まりの恋が本気の恋になる様とか読んでみたいな。

恒例妄想キャスティング!
貢は、ドタバタギャーギャーと忙しないキャラクター。感情の浮き沈みが激しいし、でも切ない想いも抱えたりするし、アタシ個人としては、岸尾だいすけさんが良いな~と思います。
藤崎は、一生懸命すぎて暑苦しいキャラを切羽詰った感じの安元洋貴さんとかが、結構合ってるんじゃないかな~って思います。
ママはイトケンさんか、三宅健太さん。西井は突き抜けた笹沼さんがいいと思いました。
源一郎は、絶対下野さんイメージ!



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*2009.11.06 (Fri)... 小説家は誓約する
★小説家は誓約する★


小説家は誓約する 菱沢九月 著

~あらすじ~
声を我慢してるおまえはおそろしく可愛いよ


ベストセラー作家・佐々原と暮らし始めて一年。
相変わらず不機嫌な執筆中の顔も、濃やかなセックスも律は惚れ直すばかり。
ところがある日、佐々原の新作が批評家に「凡庸で駄作」と酷評されてしまう!!
担当編集者にも「作風が変わった」と告げられ、律は内心茫然自失。
もしや自分の存在が悪影響を与えている!?密かに責任を感じて、思い悩む律だけど!?大人気シリーズ、ついに完結!!
(楽天より転載)

シリーズ1作目・小説家は懺悔する感想
シリーズ2作目・小説家は束縛する感想
今作で完結する、小説家シリーズです。

要は、律と暮らすと決めた時点で、佐々原の決意は相当なもんだったんだが、律がそれをちゃんと理解してなかったって感じかな?
分かっていても、理解できて無いというか。
こんなに愛されてまだぐらぐらするか!と言う感じでしたが、もう、文章の端々に佐々原が律を溺愛してるのがありありと伝わるので、今回は律に「しっかりせえ!」って言いたくなりました。

まあ、律の生い立ち、思考回路からして、佐々原が酷評されたら「自分のせいかも!?」とか考えちゃうよなぁ。
自虐的ではなく、内罰的な人なのでそれは仕方無いのかも。

それはそうと、私、菱沢九月さんの描く女子キャラが凄いツボです。
BL作品にありがちな、上から目線の説教をしたり、妙に理解のある態度取ったり、ただの当て馬だったり、そういう事がほぼ無い。

相手の目線に立つ・・・と言うよりは、相談された相手を大事に思う友達の一人として、自分の意見を一応伝えるけど、この後どうするかは自分次第だよ、って言うスタンスと言うか。
なんか、お母さんでもない、お姉さんでもない、親戚のおばさんでもない、何とも言えない暖かさがあるというか。

菱沢さん自体が凄く淡々としたお話書く人だからか、どんなにメインの二人がワーキャーやってても、女子キャラ(あるいは地の文)ですっと冷静になってしまうと言うか。
悪い意味でなく、いい意味で頭が冷える感覚。
没頭しすぎない、いいさじ加減で「冷静に物語を物語として」読める文章を書く、稀有な作家さんだと思います。

個人的には、シリーズよりも、読みきり作品の方がイイなぁと言う印象。

そうそう、小説家シリーズ完結記念フェアの小冊子も読みました。
出会って5年後の律と佐々原の短編でしたが、相変わらずラブラブなんですが、独占欲を隠しもしない佐々原と、それに呆れながらもまんざらではない、いい夫婦のような二人のお話でした。
ちーちゃんも可愛い奥さんになったんだねぇ。

一緒に僕の好きな漫画家の短編も入ってたんですが、こっちはこっちで瞬の作品の再連載先が決定したみたいでめでたい話でした。

ともあれ、シリーズ完結おめでとうございました。
アタシ的にはやっぱり1冊目が一番キュンと来る話でした。

 

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*2009.10.29 (Thu)... 僕の好きな漫画家
★僕の好きな漫画家★


僕の好きな漫画家 佐々木禎子 著

~あらすじ~
仲手川瞬は、売れてなくは無いけど大ヒット作も無い中堅どころの少年漫画家。
27歳になった今も、9歳年下の澄夫に食事に漫画のアシスタントにと、世話を焼いてもらっている。
ある時は子猫を拾って澄夫に押し付ける形で猫を飼わせたり、ある時は締め切りギリギリでアシスタントを泣きついてみたりと、ご主人様と下僕のような関係。
漫画以外の部分では、際限なく瞬を甘やかす澄夫に完全に依存していると瞬は気付かないまま、日々は淡々と過ぎていくかと思われた。
だが、澄夫の友人から「澄夫にはずっと片思いしてる相手がいるらしい」と聞かされて動揺する。
それとなく澄夫に聞いてみると話をはぐらかされた上、「大学のレポートで色々忙しいからしばらく来ないで」とやんわり会う事を避けられ、オマケに月刊連載誌の休刊が決まり、スランプに陥った瞬は!?



んーと、面白かったんですが、焦れったくてたまらん。
コクっても無いのにあんなベタベタくっついてて恋愛感情に気付かないとか、アホなのか瞬。

「好き」「愛してる」
って冗談のように、会話のついでにポンと口に上らせる瞬は本当に罪作りだなぁと、澄夫に同情。
18でよう耐えたわ。

まぁ、瞬にとっては一緒にいるのが自然な相手なんだけど、澄夫にとっては自分から離れたらどうしようって結構必死だったんじゃないかなぁ。

澄夫が中学の頃に瞬が家庭教師をしてからずっと続いてる縁で、澄夫がめきめき学力アップしたから、澄夫の両親も瞬を信頼してるらしいという描写とか、アシ技術の上達とか、料理の腕前とか、瞬が絡むと何でも器用にこなす辺りで、澄夫のベタボレ&必死さがうかがえて何だか泣ける。

よくあるパターンだと、こういう尽くしまくって受けを甘やかすタイプの攻めは、実は裏で凄い腹黒いこと考えてるってのがセオリーなんですが、澄夫は白かった。
真っ白な攻めだった。

ただ純粋に瞬が好きで、必死だっただけというのが逆に新鮮だった。

澄夫がんばれ。

久々に攻めに感情移入した小説でした。

恒例妄想キャスティング。
瞬は27歳だが少年漫画化だからか、凄く若く見える設定で、キレキャラが芸風らしいのでなぁ…。鈴木達央くんとか、神谷浩史さんとかの、キレキャラ演技がしっくり来るのかなぁ。個人的にはたっつんがイメージに近いかな。
澄夫は、包容力攻めと見せかけて必死なワンコ攻めなんで、ワンコ攻めといえば羽多野君なんだろうけど、澄夫のイメージじゃないんだよな。
う~ん、中村悠一くんのが、まだイメージかな。

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*2009.10.18 (Sun)... BL漫画感想
★フリーパンチ★

夏目イサク 著

~あらすじ~
父親とケンカして家出した山田は、担任の天野の部屋に居候することになる。
ただの天然メガネだと思っていた天野の底抜けの人の好さと、無条件に自分を信頼する様子に恋を自覚した山田は……?
表題作ほか高専寮の二人部屋で始まる恋を描いた「絡陽館ワイドショウ」を収録。
とまどいとトキメキたっぷりの青春学園シアター
(Amazonより転載)

ツンデレ天国ツンデレ地獄。
夏目さんの漫画の受けは、いいツンデレ。
生徒×教師の話も良かったが、アタシはやっぱり寮の話にキュンとした。
ここはグリーンウッド 世代だからかな・・・。


★かわいい悪魔★

斑目ヒロ 著

~あらすじ~
メガネの優等生・秋吉は整った顔立ちを誉められて育ったが、かえってそれがコンプレックスになっていた。
高校に入学すると、自分以上に綺麗でかわいい成瀬と同じクラスになる。学年中の男子生徒が成瀬のかわいさにメロメロになる中、秋吉は成瀬の外見を自分のコンプレックスと重ねてしまい、遠くから冷ややかに見ていた。
ある日秋吉は成瀬に呼び出されて「お友達になってください」と言われる。
秋吉は「周りに人いっぱいいるんだからそれでいいじゃん」と断ると、「あっそう、じゃ、犯す」と成瀬はがらりと豹変して・・・!?

こっちはギャップ萌え。
成瀬のきゅるんきゅるんでキラキラふわふわの外見に反して、性格はかなり鬼畜でオラオラ系。
人呼んで「極悪チワワ」らしく、外見で周囲をたぶらかして自分に優位にことを進める超オレ様。
秋吉に対してのみそのオレ様な性格を発揮してやりたい放題。
真面目でお人好しの秋吉が色んなトラブルに巻き込まれるのを未然に防いだり、かなりの独占浴を発揮するが、いつも秋吉には「オレをばかにするな!」と噛み付かれる。
でもそこがバカでかわいいとか思ってる。

CDにもなってる。
秋吉=鳥海浩輔
成瀬=吉野裕行
確かにCDにしたらテンポ良さそうで、さらっと聞けそうな作品ではあると思う。

【CD】かわいい悪魔




★猫でも愛して!★

猫でも愛して! 東条さかな著

~あらすじ~
みくと葉瀬くんはクラスメイトで恋人同士。俺様主義の葉瀬くんに、みくはいつでも一生懸命。
もうすぐ最後の文化祭。猫耳コスプレでエロすぎにゃんこに大変 身のみくに、葉瀬くんのスイッチ入りまくり!!
読みきり7作品+描きおろしマンガ+超えろ楽しいカラーイラスト大量IN!!
噂の東条さかな、Hで可愛いけっこうヘンタイ!?なBLオリジナルコミックス!!
(Amazonより転載)

えーと、ショッタショタでアホエロ漫画。
ノリは男性向けに近い。
ま、カワイコちゃんがあんあんコマされて気持ちよくなっちゃってるから幸せでいいよねって感じの作品集。
カワイイお話と、中2病とが綺麗に混ざっててそこはかとなく昭和と平成を行ったり来たりしてる。
個人的にはゴウと、かえちゃんのお話が可愛くてスキ。

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