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空想科学世界

猫・特撮・感想・料理。長年ヲタクと腐女子を患っています。
*2025.02.09 (Sun)... [PR]
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*2010.02.24 (Wed)... 卒業生
★卒業生★



冬と春の、2冊同時発行。
前作同級生の感想はコチラ→

~あらすじ~
付き合って1年以上が経過し、予備校帰りの佐条とコーヒーショップで待ち合わせをするのがささやかなデートの草壁。
受験シーズン真っ只中の佐条の母親にガンが見つかり、手術することに。家事と受験勉強でだんだん疲弊していく佐条。限界に来た佐条は、予備校サボって草壁を呼び出して二人で過ごす。
母親の手術も無事成功し、二人で一緒にいる将来の話を草壁がすると「楽天的過ぎる!」と佐条の逆鱗に触れる。それでも草壁は、受験をする佐条を心配して京都まで追いかけてくる。二人の絆は、今までよりちょっとだけ密度が濃くなった。
佐条は無事合格し、草壁の進路である音楽方面の関係で卒業式まで会えない。けれど、夢を追いかけて前に進む草壁が好きだからと背中を押し、京都と東京(あるいは海外)で遠距離になる覚悟を決める二人。二十歳になったら結婚しようと誓い、結ばれる。
同級生だった季節を経て、二人は未来に歩き出す。

いやもー、大団円です。

婚約おめでとう!お幸せに!

何かもう、泣いた。
こそばゆいくらいノスタルジックで、なんて恥ずかしい二人なんだろうと思うが、ロマンチックで一応のハッピーエンドで、まじめに、ゆっくり、恋してた。

草壁は、楽天的で何も考えて無さそうだけど、佐条の事だけずっと見て、ずっと考えてるから、草壁はぶれないと思うんだ。
でも、佐条の方が結構すぐぐらぐらするからなあ。つか、佐条は考えすぎなんだろうなあ。

実はものすんごく草壁にメロメロなのに、それを持て余した挙句に抑えちゃうから佐条はずっとぐらぐらすると思う。
ただ、草壁が「妬けちゃうから」って素直に独占欲とか、心配する気持ちとか、佐条のこといつも考えてるよってちゃんと感情を小出しに出来るから、佐条が不安にならないで居られるだけ。

出会って付き合って1年半、キスはあってもセックス無しで、お互いの気持ちだけでずっと一緒に居られた二人だからこれから先もずっと二人で居てほしいけれど、現実そんなに甘くないし、別れちゃう未来かもしれない。
彼らの未来がどうなるかは別の物語として、彼らの高校時代は平等に過ぎていきました。

たとえ二人が別れたとしても、苦い思い出には絶対ならない。
キラキラ眩しい青春の思い出に絶対なる。
そういう確信が持てるラストでした。

アタシはこの物語が読めて、幸せだったなと、そう思いました。




4月にドラマCD化が決定しています。
キャストは前作の通り、佐条=野島健児さん草壁=神谷浩史さん
楽しみ、楽しみvv

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*2010.02.02 (Tue)... 桜の下の欲情
★桜の下の欲情★


2009年10月発売文庫 桜の下の欲情 秀 香穂里

~あらすじ~
「泣いたからって許すと思うか?――俺を最低の男だと罵ればいい」

豪胆かつ繊細な筆致で、百年に一人の天才日本画家──。
美術は専門外なのに画壇の寵児・九重鎮之のイラスト連載を担当することになった編集者の本郷
けれど九重は、初対面から傲岸不遜で威圧的。
知識不足を糾弾するように「おまえの取り得は身体ぐらいだ」と迫ってきた!!
原稿のためにはこの屈辱に耐えなければならない──。
以来、自宅に通っては執筆の合間に抱かれる日々が始まって!?
(楽天より転載)

秀香穂里まつり第7弾!


一言で言うなら、トラウマ持ち×オトコマエ

攻めの九重は、画壇にデビューした時に描いた、墨絵の桜の大作シリーズが有名な画家。
彼の伯父が亡くなった頃から桜を描かなくなっていた。

けれど、本郷は偶然彼の部屋で見たやわらかい野の花のスケッチに心を鷲掴みにされ、これをイラストコーナーの主軸の絵にしたいと申し出ると、何故だと突っ込まれ、答えに窮する内にあれよあれよとキスをされたり下を触られてしまう…。

そのうち本郷は九重を好きになって、彼が桜を描かなくなった理由を知りたがり、九重を怒鳴りつけてでも誤解を解こうと奔走。

そんな一生懸命な本郷を見て、九重はずいぶん心を動かされて、これから自分の描く絵は本郷が見てくれないと意味が無い~と思うようになって、二人でラブになってよかったねーって感じの話。

九重は芸術家なんで、豪胆で破天荒なくせに芯になる部分は風が吹くだけで揺れたり震えたり壊れそうになるほど繊細。
その繊細な部分にずかずか入り込んできて、「あんたの芯は、ちょっとやそっとじゃ壊れない!」と見せ付けた本郷にあっという間に心を捧げた感じがします。

アタシはどっちかというと、九重の心情の方に感情移入してしまったなあ。
多分対人関係は、表には出さないけど基本的にはオールオアナッシングなんだと思う。
そこはすごい良く分かる。

本郷は思考回路にちょっと乙女入ってるけど、導き出す結論が全てオトコマエなので、そのギャップに驚くキャラだった。

結構さらっと読める、オーソドックスなBLでした。


恒例妄想キャスティング!
九重は森川さんがいい!そうじゃないなら井上さん。あぁ、大川さんでもいい。とにかく渋くて深みのあるベテランさんがいい。
ベテランさんの声に潜む、ゆらゆら揺れる不安を抱えた子供みたいな部分をチラッと見せてほしい。
本郷は、高い声の人よりは、中低音の方のがいいなあ。鳥海さんとか、平川さんとか、遊佐さんとか。
若手よりは、中堅どころの方が演じられたらいいと思います。



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*2009.12.30 (Wed)... BL作品の感想
★ステイゴールド~恋のレッスンAtoZ~★


ステイゴールド~恋のレッスンAtoZ~  大槻ミゥ 著

~あらすじ~
ブリーチに失敗して登校初日から金髪で学校に行き、以来ずーっと周囲から「伝説の不良」と誤解されている利多健志郎は、2学年下の豊国瑞紀に絶賛片思い中。
ある日、瑞紀に意中の相手が居ると知り、いつの間にやら恋の相談に乗ることになってしまった健志郎。
「Hの仕方を教えてください」と頼まれ、応じる健志郎だが、気がつけば自分が瑞紀にやられちゃって・・・!?

えーと、ピアスさんだからかな。
ハンパなくエロかった。
エロかったと言うか、男性向けに近い感じかな。(前にも言ったな)

天然でちょっとおバカさんでかなりエロイけんちゃんを手に入れるために、けんちゃんに対してだけ、可愛い自分を演じ続けている瑞紀の腹黒さと来たら・・・!
でも、まぁ、けんちゃんは幸せで気持ちイイからいいんじゃね?
汁気たっぷりの1冊でした。
あと、モザイクいっぱいありすぎて何が何だか分からない画面がいっぱいあった。まぁ、この作品の場合、これくらいモザイクかかってないとダメな気がするけども。

で、この作品、CD化して発売中!
健志郎=武内健
瑞紀=代永翼
けんちゃん役を健さん演じるなんて、何と言う羞恥プレイ!ハァハァしてしまう(黙れ)
代永君の可愛い芝居と腹黒い芝居の落差に今から超期待してしまう~(^^)


12月新譜☆ステイゴールド ~恋のレッスンAtoZ~

そんな感じで購入して聞きました。
かわいい~~~!!!
全トラックにエロがあって、冗長になったらどうしようと思ってたら、なんだか1枚丸ごと可愛いCDになってました。可愛い声の二人が「けぇ~んちゃあ~ん」「み~ずきいぃ」ってハート撒き散らしながらイチャイチャしてるからか、完全に百合CDになってました。
トークも武内さんにしては珍しく聞ける感じで(言いすぎ)ホッとしました。
あぁ、良いクリスマスプレゼントだったわ・・・(噛締め)

★啼けない鳥・CD★


9月新譜☆【特典付】啼けない鳥【初回版】


~あらすじ~
身寄りがなく、天才が集まる組織で育てられた江藤冬稀は、創薬研究所に勤めている賀野瑛介に望まれ、入所することになった。
自らに価値を見いだせない冬稀は、熱意溢れる彼の言葉によって、心に奇妙な高揚感を植えつけられた。
冬稀は賀野のために日々研究に没頭するが、仕事よりも冬稀の身体を気遣う賀野の優しさにいつしか惹かれていく。
しかし、自分が関わる研究でスタッフが事故死したことにショックを受け、研究が続けられなくなってしまい・・・。

(楽天より転載)

江藤冬稀=武内健
賀野瑛介=安元洋貴

めちゃくちゃだるい話だった。
武内さん久々のメイン~!ってことで買ったのだが、1回聞いてそのままです・・・。

武内さんは、儚げなラインのツンツン青年声なんですが、それよりも
安元さんの優しげな声のほうに癒されてしまったと言う稀有な作品。
まさかあの超低音に癒される日が来ようとは・・・!
淡々と、ぼんやりした話なので、寝落ちCDにはなると思う・・・。

★パラダイス・ベイビー★


パラダイス ベイビー 大槻ミゥ 著

~あらすじ~
年上の恋人・沢と、その親友であるみっちゃんの、変わる事のない友情に複雑な想いを抱えていた城井。
ついにその思いは溢れてしまい、沢を傷つけてしまう。
すれ違う二人だったけど…?

(楽天より転載)


なんだろう?
ステゴが可愛かったから読んでみたんだけど、アタシの萌えツボにはヒットしなかった。
城井と沢は、何だか気持ち悪いカップルだった。
みっちゃん視点の話がうっかりチェリーだったか、永遠の七月だったかのどっちかに収録されているが、その短編の時点で既にアタシは気持ち悪い二人だなと思ってた。

★いとしい悪魔★



いとしい悪魔/斑目ヒロ


~あらすじ~
悪魔のごとき美貌で、悪魔よりも凶悪なふうちゃん再襲来!!

超美形でカリスマ的存在ながら性格は極悪の成瀬楓太と、そんな彼になぜか好かれてしまい、つきあうことになった優等生の秋吉透は、二人そろって同じ大学に進学する。
しかし、学部が違うためすれ違いの日々。
そんな時、大学で知り合った成瀬の旧友の檜山千晶に優しくされ、秋吉は誘われるがままコンパへ行ってしまい――!?
(楽天より転載)

さすがふうちゃん。
秋吉は相変わらずバカだしなあ。
個人的には、ふうちゃん3兄弟がすごく気になる。特に長男(笑)
次男は変態すぎて・・・gkbr

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*2009.12.28 (Mon)... 不埒なスペクトル
★不埒なスペクトル★


不埒なスペクトル 崎谷はるひ 著


~あらすじ~
銀行の派閥人事に負けて閑職に追いやられた真野直隆は、やさぐれて行った居酒屋で、年の離れた弟に電話口で八つ当たりをしてしまう。
しこたま酔っ払っていた直隆を、たまたま店内にいた「マキ」と名乗る男に親切にされ、気が緩んだ直隆は言われるままにタクシーに乗せられ、ふと気がついたらホテルのベッドに縛り付けられて咥えられていた。
どうやら弟に言った八つ当たりの一言が、マキこと、名執真幸の逆鱗に触れてこの仕打ちを受けたようだった。
生来の生真面目で頭が固くて融通の利かない思考回路の所為もあって、ずるずるセフレになってしまった事を何となく受け入れつつも、何故そうなってしまって自分は腹も立たないのか理解が出来ない直隆。
そんなある日、滅多にわがままを言わないマキが一言「あいたい」というメールを寄越して来た。会いに行くと大荒れに荒れている様子で、彼に対して自分は何をしてあげられるのかと、ようやく悩み始めるが・・・!?

楽しかった!!!

笑った!!!

このお話は、不埒なモンタージュという作品のスピンオフ。 感想はこちら→

不埒なモンタージュでは主人公・未直の兄として、完全に悪役で出てきた脇キャラ・直隆が、今度は攻めになって登場。
スピンオフが書かれた経緯も、直隆役だった杉田氏が「この傍迷惑な兄ちゃんは弟のしていた事を知りたくて2丁目辺りで酷い目に遭えばいい」とか言っていたのがきっかけだとかwww
杉田もう黙れwwww

直隆は、中途半端にエリートで、プライド高いし、レールから外れる人生なんか想定してなかったし、頑固で融通きかなくてお世辞も言いやしないし、仕事は出来るけど円滑な人間関係がさっぱり築けない人間。

人の感情を察することに関してのみ突出して不器用で、弟に性癖を告白され、知識がないから対応を誤り、それでざっくり弟を傷つけ、あわてて専門家のところに連れて行こうとしたら余計に傷つけ、好きな男を見つけて家出同然で出て行った弟を連れ戻そうと、通帳渡して「帰ってこなくていいぞ」と、弟が高校3年生であることを失念し、小学生の子供に対してのみ有効な脅しをかけたら決定的に傷つけてしまったという経緯がある。
とにかくやることなす事全て、思考回路が斜め上過ぎて周囲にいらない誤解を与えてしまう傍迷惑ぶり。

そんな直隆が居酒屋で言った一言にキレてホテルに連れ込んで、男とセックスしたという事実をいきなり味あわせて傷つけてやろうとしたマキだったが、後日直隆が言った
「この年になってあんなに酔って、とんだ失態を犯したことは、大人として恥だが・・・
という反応に 「恥ずかしいのそこ!?」 と毒気を抜かれる有様。

直隆の固い思考回路と斜め上の結論に振り回されてるのがありありと分かって、なんだか途中からマキが不憫でたまらなくなってきました。

結局マキは「ビッチなのに純情けなげ」という崎谷作品によく登場するタイプの受け。

でも、過去の色々なトラウマの所為で卑屈でひねくれた性格してるので、思考回路の特殊な直隆とは今後も色々面倒なことありそうだけど、直隆がマキを天然でこれでもかと甘やかす上に、素で殺し文句ばっかり吐くので、マキの卑屈っぷりも、そのうち薄まってくると思われます。

いやあもう、モンタージュのときは「この兄アホか!!!」と半ギレになりながら読んだものですが、兄の思考回路と視点になってみると、ただの面白い人になっていました。

この本の続編に当たるSSを、作者本人のHPで配信中。
興味のある方は請求してみたらいいと思います。このSSも天然甘かった・・・。兄ちゃんすごいキャラやなあ。

これ1冊からでも読めるけど、是非不埒なモンタージュから読むことをオススメします。
ドラマCDも出来れば聞いてみて!スピンオフの出来た原因たる杉田さんのコメントが聞けます(笑)

妄想キャスティング!
直隆は杉田さんで決定してるし、他のキャラも前作で声決定してるからいいとして、マキだよなぁ。
卑屈でビッチで純情けなげの30歳。
全然思い浮かばん。
崎谷作品常連の人が出てもよかろうし、新たなキャスティングもありかと思うが、絶対高音受けだけはない!!
低音とまでは行かなくても、中低音で盛大に喘いでくれれば崎谷作品の受け声としてはバッチリだと思う。


   

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*2009.12.14 (Mon)... 跪いて、永遠の愛を誓う。
★跪いて、永遠の愛を誓う。★


跪いて、永遠の愛を誓う。 夜光花 著

~あらすじ~
ホテル王の父を持ち、何一つ不自由なく育った橘雄太は典型的な放蕩バカ息子。父の秘書であり、自信のお目付け役である古家孝彰とは親戚関係だが、子供の頃から一本線を引かれた様な接し方しかしてこなかった。
それを子供心に不満に思っていたが、ある時孝彰が同性愛者だと知ってから、雄太は孝彰を軽蔑し反発をするようになる。
たちの悪い連中と馬鹿げた遊びをするうち、とんでもない事件を起こしてしまう。
パニックになった雄太が頼ったのは結局孝彰だった。
そかし、その事件をきっかけに立場が逆転。孝彰の命令に絶対服従させられてしまうようになるが・・・!?

えー、まあ、いわゆる下克上。

お互い気持ちが相手にあるのに、立場が邪魔して素直になれない・・・というか、素直になってはいけない関係というか、ちょっとそこら辺にキュンとしました。

前半で雄太が引き起こす事件は今の世相的にヤバイ感じ(白い粉的なアレな内容)ですし、結構なスプラッタを想像させるものだったので、アタシとしてはその辺は目を意図的に滑らせました。

血は苦手じゃ~~!怖い、キモイ、力抜けるわい・・・↓↓

色々とダメな部類の犯罪とかしてるんですが、そこはBLワールドのお約束でさくっと法の目をかいくぐっています。気にしちゃダメ!

基本的に、キャラの行動理念の根底には愛があるのでそうイライラせずに読めました。

BLで、下克上だけど物凄い愛があって、エロもラブもいっぱいで、オマケにサクセスストーリーになっているのが、80年代後半のハリウッドラブコメ映画っぽくて、楽しく読めました。

自分の恋心とか相手の気持ちに勘付いた後の雄太の行動力は、血筋なんでしょうかね(笑)
ま、幸せでよかった良かった。

妄想キャスティング!
雄太は、生意気でおバカさんだけど根はいい子なので、立花慎之介君とか、寺島君とかあの辺の生意気なラインがいいなぁ。
孝彰は、森川さんイメージ。もしくは、安元さんとかかなぁ。低音でうなられると何も言い返せない感じの怖い人がいいな。
妄想だけなら自由だ!

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