空想科学世界
猫・特撮・感想・料理。長年ヲタクと腐女子を患っています。
*2025.02.12 (Wed)... [PR]
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*2008.11.14 (Fri)... 牛泥棒
あんまりゴマちゃんが見つからないって落ち込んでもしょうがないので、BLの感想など・・・。
★牛泥棒★
木原音瀬 著
いやこれホント話がよく出来ててさあ。ちょっとずつ読もうと思ってたのに一気に読んじゃったんだよね。
アタシの好きそうな、和風ファンタジーの要素の入ったBLです。
~あらすじ~
時は明治。造り酒屋の跡取り息子の亮一郎が、死に至る病にかかったのは6歳の時。
妖怪や物の怪の類が見える母親は、自分の命と引き換えに沼神様に頼んで亮一郎を助けてもらう。
亮一郎の遊び相手である使用人の息子・徳馬も妖怪や物の怪の類が見え、沼神様と母親の一部始終を見ていた。
「形見として髪の一筋でもいただけませんか」とお願いすると、沼神様は徳馬の声と引き換えに、母親の爪を寄こしてくれた。
時は流れ、亮一郎は大学で植物の研究をしていた。
裕福な家のお坊ちゃんらしく、わがままで癇癪持ちの性格の亮一郎だったが、子供の頃から変わらず年上の使用人・徳馬にべったり。実は亮一郎は中学の頃から徳馬が好きなのだった。
そんなある日、徳馬が「お暇を下さい」と紙に書いて寄こした。
主従関係でもいいから、とにかく徳馬を側に置きたい一心の亮一郎は到底受け入れないでいたが、実家が火事の憂き目に遭い、亮一郎は父・義母・義弟を。徳馬は母親を亡くしてしまう。
自分が暇乞いをはねつけた所為で、徳馬を母親に会わせてやれなかったと悔やむ亮一郎。
「私より、亮一郎さんの方がお寂しいでしょう」と気遣う徳馬のいじらしさに、つい接吻をしてしまう。
初七日が終わってすぐ、実家の借金が相当あることが判明。借金を肩代わりするから娘と結婚してくれという地元の豪商の申し出と、伯父の置かれている事情を酌んでしぶしぶ婚約する亮一郎に、またしても徳馬が暇乞いをする。
「そろそろ私を自由にしてください」とまで言われ、自分のわがままに気づいて愕然とする亮一郎。
数日後、徳馬は牛追い神事の牛を盗んだ容疑で逮捕された。
納得できない亮一郎は、警察で徳馬から話を聞きに行く。すると、か細いながらも徳馬は声が出せるようになっていた。20頭目の牛を沼神様に差し出したことで、徳馬の声が戻ってきたという。
実は沼神様は、この先20年間、牛を1頭ずつ生贄に差し出すことと、この事を亮一郎に伝えないことを条件に爪を徳馬に返してくれたのだった。
徳馬は母親と沼神様との顛末を伝え、形見の爪を亮一郎に渡す。
幼かった自分が悲しむだろうからという理由で沼神様と取引し、20年間牛を盗み続けた徳馬のいじらしさに、たまらなくなった亮一郎は徳馬を連れて脱獄。逃亡。
雨が降る中、山の中腹の炭焼き小屋で亮一郎と徳馬は結ばれる。
翌朝、逃げ切れる訳も無くつかまってしまう二人。こんな小さな爪一つの為にこんな目に遭うなんてと、怒った亮一郎は爪を沼に投げ込む。
すると、これまで徳馬が盗んだ20頭の牛が沼から這い出してきた。恐ろしさのあまり逃げ出す警官。
牛が帰ってきたことで、徳馬が盗んだという証拠が無くなり、また、牛が怖くて逃げた事を隠したい警察側は徳馬を放免する。
亮一郎は、土地をすべて売って借金は4分の1に減る。
亮一郎は大学で助手の仕事をし、徳馬は亮一郎の身の回りの世話をし、借金を月々返済しながらボロ長屋に暮らす。
お金は無くても愛が有るから大丈夫なの・・・で、めでたしめでたし。
うわああああああああ!!!!
やばい!萌える!徳馬のいじらしさ超萌える!!
炭焼き小屋で「俺が好きか」と尋ねる亮一郎に向かって、
「好きでなければ、癇癪持ちの亮一郎さんの側に20年もいません」とか言うし!
亮一郎が徳馬を裸にしたら、フンドシ着けてなくて「何故つけていないのだ」と尋ねれば、
「亮一郎さんのこれまでの相手は女性だったから、フンドシしてたら興が殺がれるかと思ってつけないでいました」とか言うし!!
亮一郎が酔った女性を負ぶって家まで送っただけなのに、亮一郎の靴を磨きながら、おしろいの匂いがしたと密かに嫉妬し、ハラハラ涙してみたり。
何だそのいじらしさはーーー!!!
亮一郎との会話は、身振り手振りと筆談。
紙と鉛筆が無い時は、亮一郎の手のひらに徳馬が一文字一文字書いていくんですよ!!
愛しいやら切ないやら、なんともいえない二人だけの一瞬の蜜月なんです。
(あぁ、身につまされる!!)
お互い相手を、愛しい愛しいと思いながら、でもそれを表に出してはいけないというのがもう切なくて切なくて・・・!
ラブラブになったあとの後日談があるんですが、こっちはどちらかというと、BLよりはホラーの方をメインにした作品。
徳馬が身の内に飼っている小鬼が活躍するお話。
亮一郎は、生来から物の怪に憑かれやすい体質らしく、徳馬は時々そういった物の怪を自身の小鬼である「桑葉」に食わせて退治していたらしい。
その事を知った亮一郎は、猫に化けた桑葉にからかわれたりして、何だかにぎやかな家族のような関係に。
BLらしさの点では、お引越しした長屋のお隣さんが昔、娼妓をしていた人で、徳馬はフェラーリを教えてもらいました。
亮一郎にそれを披露したら、たいそう喜ばれて、結局徳馬の方が亮一郎のひざの上で粗相をしてしまいました。
体中を赤くして恥じ入っていたら、徳馬限定ド変態の亮一郎は、辛抱たまらなくなりましたというお話も有ったり。
なんかもう、全方位に迎撃体勢が整った小説でした。
ごちそうさまでした。
★牛泥棒★
木原音瀬 著
いやこれホント話がよく出来ててさあ。ちょっとずつ読もうと思ってたのに一気に読んじゃったんだよね。
アタシの好きそうな、和風ファンタジーの要素の入ったBLです。
~あらすじ~
時は明治。造り酒屋の跡取り息子の亮一郎が、死に至る病にかかったのは6歳の時。
妖怪や物の怪の類が見える母親は、自分の命と引き換えに沼神様に頼んで亮一郎を助けてもらう。
亮一郎の遊び相手である使用人の息子・徳馬も妖怪や物の怪の類が見え、沼神様と母親の一部始終を見ていた。
「形見として髪の一筋でもいただけませんか」とお願いすると、沼神様は徳馬の声と引き換えに、母親の爪を寄こしてくれた。
時は流れ、亮一郎は大学で植物の研究をしていた。
裕福な家のお坊ちゃんらしく、わがままで癇癪持ちの性格の亮一郎だったが、子供の頃から変わらず年上の使用人・徳馬にべったり。実は亮一郎は中学の頃から徳馬が好きなのだった。
そんなある日、徳馬が「お暇を下さい」と紙に書いて寄こした。
主従関係でもいいから、とにかく徳馬を側に置きたい一心の亮一郎は到底受け入れないでいたが、実家が火事の憂き目に遭い、亮一郎は父・義母・義弟を。徳馬は母親を亡くしてしまう。
自分が暇乞いをはねつけた所為で、徳馬を母親に会わせてやれなかったと悔やむ亮一郎。
「私より、亮一郎さんの方がお寂しいでしょう」と気遣う徳馬のいじらしさに、つい接吻をしてしまう。
初七日が終わってすぐ、実家の借金が相当あることが判明。借金を肩代わりするから娘と結婚してくれという地元の豪商の申し出と、伯父の置かれている事情を酌んでしぶしぶ婚約する亮一郎に、またしても徳馬が暇乞いをする。
「そろそろ私を自由にしてください」とまで言われ、自分のわがままに気づいて愕然とする亮一郎。
数日後、徳馬は牛追い神事の牛を盗んだ容疑で逮捕された。
納得できない亮一郎は、警察で徳馬から話を聞きに行く。すると、か細いながらも徳馬は声が出せるようになっていた。20頭目の牛を沼神様に差し出したことで、徳馬の声が戻ってきたという。
実は沼神様は、この先20年間、牛を1頭ずつ生贄に差し出すことと、この事を亮一郎に伝えないことを条件に爪を徳馬に返してくれたのだった。
徳馬は母親と沼神様との顛末を伝え、形見の爪を亮一郎に渡す。
幼かった自分が悲しむだろうからという理由で沼神様と取引し、20年間牛を盗み続けた徳馬のいじらしさに、たまらなくなった亮一郎は徳馬を連れて脱獄。逃亡。
雨が降る中、山の中腹の炭焼き小屋で亮一郎と徳馬は結ばれる。
翌朝、逃げ切れる訳も無くつかまってしまう二人。こんな小さな爪一つの為にこんな目に遭うなんてと、怒った亮一郎は爪を沼に投げ込む。
すると、これまで徳馬が盗んだ20頭の牛が沼から這い出してきた。恐ろしさのあまり逃げ出す警官。
牛が帰ってきたことで、徳馬が盗んだという証拠が無くなり、また、牛が怖くて逃げた事を隠したい警察側は徳馬を放免する。
亮一郎は、土地をすべて売って借金は4分の1に減る。
亮一郎は大学で助手の仕事をし、徳馬は亮一郎の身の回りの世話をし、借金を月々返済しながらボロ長屋に暮らす。
お金は無くても愛が有るから大丈夫なの・・・で、めでたしめでたし。
うわああああああああ!!!!
やばい!萌える!徳馬のいじらしさ超萌える!!
炭焼き小屋で「俺が好きか」と尋ねる亮一郎に向かって、
「好きでなければ、癇癪持ちの亮一郎さんの側に20年もいません」とか言うし!
亮一郎が徳馬を裸にしたら、フンドシ着けてなくて「何故つけていないのだ」と尋ねれば、
「亮一郎さんのこれまでの相手は女性だったから、フンドシしてたら興が殺がれるかと思ってつけないでいました」とか言うし!!
亮一郎が酔った女性を負ぶって家まで送っただけなのに、亮一郎の靴を磨きながら、おしろいの匂いがしたと密かに嫉妬し、ハラハラ涙してみたり。
何だそのいじらしさはーーー!!!
亮一郎との会話は、身振り手振りと筆談。
紙と鉛筆が無い時は、亮一郎の手のひらに徳馬が一文字一文字書いていくんですよ!!
愛しいやら切ないやら、なんともいえない二人だけの一瞬の蜜月なんです。
(あぁ、身につまされる!!)
お互い相手を、愛しい愛しいと思いながら、でもそれを表に出してはいけないというのがもう切なくて切なくて・・・!
ラブラブになったあとの後日談があるんですが、こっちはどちらかというと、BLよりはホラーの方をメインにした作品。
徳馬が身の内に飼っている小鬼が活躍するお話。
亮一郎は、生来から物の怪に憑かれやすい体質らしく、徳馬は時々そういった物の怪を自身の小鬼である「桑葉」に食わせて退治していたらしい。
その事を知った亮一郎は、猫に化けた桑葉にからかわれたりして、何だかにぎやかな家族のような関係に。
BLらしさの点では、お引越しした長屋のお隣さんが昔、娼妓をしていた人で、徳馬はフェラーリを教えてもらいました。
亮一郎にそれを披露したら、たいそう喜ばれて、結局徳馬の方が亮一郎のひざの上で粗相をしてしまいました。
体中を赤くして恥じ入っていたら、徳馬限定ド変態の亮一郎は、辛抱たまらなくなりましたというお話も有ったり。
なんかもう、全方位に迎撃体勢が整った小説でした。
ごちそうさまでした。
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*2008.10.09 (Thu)... その指だけは眠らない
★その指だけは眠らない★
その指だけは眠らない:神奈木智 著
以前も感想を書いたことがあります→★
この本は「 その指だけが知っている 」シリーズの完結巻!!うわーん、大団円だったよー!!
書店で見かけて速攻ゲット。ラス2でした。
帯見て小冊子全プレとの事で、さらに速攻雑誌もゲット!応募する!!
あらすじなんか野暮!早速感想。
うわぁぁあん!良かったね!良かったねぇぇー!
4巻のラストがあんな展開してたんで、「何があった架月ー!!!渉泣かすなアホンダラー!!!」って思ってたんだけど、理由は結構アッサリと言うか、ただの願掛けと言うか、そう重い理由は無かった事が分かってよかった。
祥平さんも、ただ「同性だから」だけで反対していた訳じゃないのも分かったし、浅香さんと渉に関してはこのままの状態でしばらくいるんだろうけれど、浅香さんと架月との間に出来たライバル関係は、ただ渉を巡って恋のライバルではなくなってしまった所がドキドキする。
架月がんばれ。いや、ホント。
それにしても今回は、渉がシリーズで一番可愛かったかもしれない。
てゆーか今までも結構ポンポン「好きだ」とか「大好き」とか、何度も告白しあってきた二人だけど、今回はホントにこれでもかって程好き好き言うとった・・・。
この山越えたことで、またいっそう絆が深まったせいか、口を開けば無意識に「好きだよ」とか言い合うバカップル振りに拍車がかかってホントにご馳走様。
渉の卒業式シーンは盛大に萌えさせて頂きました。
立花嬢はもう、笑うしかないでしょう。「人に理解してもらうには難しい相手」がクラスメイトで同性愛で何のこっちゃですよ。
本人目の前にしてあんな熱烈な告白をしながら自分振られてんだもん。笑う以外に何が出来るって言うんだ。ある意味可哀想だが、3巻で花鈴ちゃんにした事思えば、まあ、これで帳消しじゃね?
番外編もおもろかったです。
5歳の姪っ子相手にムキになって指輪を取り返そうとする大人気ない架月!お、おかしい・・・!(笑)
あぁ~、続きCDにしてくんないかなぁ・・・。
完結したしさー。最後までちゃんと作って欲しいなあ。
鈴村声の渉が「架月」じゃなくて、「裕壱」って呼ぶとこが聞きたい!!(って多分全サの小冊子で、だよね。そこまで音になるかなぁ・・・なってほしいなぁ・・・)
完結したのは寂しいけれど、楽しかったです。
この作品に出会えてよかったなーと、素直に思えます。神奈木先生ありがとう!おつかれ様でした!
えーと、ファンです!(今更告白)
その指だけは眠らない:神奈木智 著
以前も感想を書いたことがあります→★
この本は「 その指だけが知っている 」シリーズの完結巻!!うわーん、大団円だったよー!!
書店で見かけて速攻ゲット。ラス2でした。
帯見て小冊子全プレとの事で、さらに速攻雑誌もゲット!応募する!!
あらすじなんか野暮!早速感想。
うわぁぁあん!良かったね!良かったねぇぇー!
4巻のラストがあんな展開してたんで、「何があった架月ー!!!渉泣かすなアホンダラー!!!」って思ってたんだけど、理由は結構アッサリと言うか、ただの願掛けと言うか、そう重い理由は無かった事が分かってよかった。
祥平さんも、ただ「同性だから」だけで反対していた訳じゃないのも分かったし、浅香さんと渉に関してはこのままの状態でしばらくいるんだろうけれど、浅香さんと架月との間に出来たライバル関係は、ただ渉を巡って恋のライバルではなくなってしまった所がドキドキする。
架月がんばれ。いや、ホント。
それにしても今回は、渉がシリーズで一番可愛かったかもしれない。
てゆーか今までも結構ポンポン「好きだ」とか「大好き」とか、何度も告白しあってきた二人だけど、今回はホントにこれでもかって程好き好き言うとった・・・。
この山越えたことで、またいっそう絆が深まったせいか、口を開けば無意識に「好きだよ」とか言い合うバカップル振りに拍車がかかってホントにご馳走様。
渉の卒業式シーンは盛大に萌えさせて頂きました。
立花嬢はもう、笑うしかないでしょう。「人に理解してもらうには難しい相手」がクラスメイトで同性愛で何のこっちゃですよ。
本人目の前にしてあんな熱烈な告白をしながら自分振られてんだもん。笑う以外に何が出来るって言うんだ。ある意味可哀想だが、3巻で花鈴ちゃんにした事思えば、まあ、これで帳消しじゃね?
番外編もおもろかったです。
5歳の姪っ子相手にムキになって指輪を取り返そうとする大人気ない架月!お、おかしい・・・!(笑)
あぁ~、続きCDにしてくんないかなぁ・・・。
完結したしさー。最後までちゃんと作って欲しいなあ。
鈴村声の渉が「架月」じゃなくて、「裕壱」って呼ぶとこが聞きたい!!(って多分全サの小冊子で、だよね。そこまで音になるかなぁ・・・なってほしいなぁ・・・)
完結したのは寂しいけれど、楽しかったです。
この作品に出会えてよかったなーと、素直に思えます。神奈木先生ありがとう!おつかれ様でした!
えーと、ファンです!(今更告白)
*2008.10.02 (Thu)... ずっと君が好きだった。
★ずっと君が好きだった。★
ずっと君が好きだった。:夜光 花 著
~あらすじ~
「五年間好きでいてくれたら、お前のこと好きになるよ」
高校時代に八木 に告白されて裕紀はそう答えた。これをきっかけに二人の友人付き合いが始まる。
役者の道を志したバイト生活の裕紀に、八木はご飯を作り励ましてくれた。い つしか実直で優しいその男は裕紀にとって、かけがえのない親友になっていた。
そして五年後。ずっと裕紀を想い支え続けてきた八木から二度目の告白をされる。
恋人は嫌だが八木と離れたくなかった裕紀は、キスや愛撫を受け入れてしまい…。 (楽天より転載)
面白かった。
これを勧めてくれたのは櫻ちゃんなんですが、やっぱりアタシのツボ押さえられてるなあ!(笑)
結構最初っから八木に惚れてるのに全然気づかないで来た裕紀が、あらゆる面で一足飛びに成長する話なんですが、これホントに面白かった。
最初は八木が自分を好きなんて理解できないし、同姓なんてありえないと思っているのですが、ふとした拍子に会いたくなるのは八木だったし、彼女にこっぴどく振られてさえ何の感慨も湧かないのに、八木が「恋人になれないなら友達でもいられない」と背を向けた途端に泣くほどパニックになって、恋愛感情なんか無いけど、でも離れるのはイヤだからキスくらい我慢しようと決意して、結局触りっこまでは受け入れてしまうあたり、結構最初から八木にメロメロ。
つか、結構ノリノリで口淫まであっさり受け入れた時点でかなりじゃん!気づけよ!
所属する劇団の次回公演の主演に抜擢されて、ニューハーフのマコという役を掴もうと、優雅なしぐさのご婦人を観察していたら、向かいの席の巨乳の女の子を目を奪われていたと八木が勘違いして別れを切り出したり、もうハッキリ言ってただのバカップル。
本人達だけ自分らがラブラブだって気づいてない。
で、舞台はなかなか好評で、八木のために席を用意して「褒めてもらおう」と、ウキウキで舞台に立っていると、突然八木が席を立って帰ってしまう。
舞台が跳ねた後、すぐに理由を尋ねると「キスシーンがあるのが許せない」というダダをこねる八木。
あれは芝居だと言っても、それでも嫌なものは嫌だと言って理解してくれない。
大喧嘩の末、連絡とらなくなって色々あるけど、舞台の再演の楽日に観に来てくれて、喜びのあまり速攻ホテル行ってやっちまうと。
で、めでたしめでたし。
後日談もすごいラブラブでした。
あとがきによると、この作家さん、大体受けか攻めどっちかにトラウマがあったり、誰か人が死んだりと、ちょっとダウンな感じの話書くことが多いようで、この話に関しては、「誰も死なない」と「ラブラブに!」と目標にしたとか。
普段どんだけダウナーな話を書かれるのか・・・。
ともあれ、楽しかったです。
ずっと君が好きだった。:夜光 花 著
~あらすじ~
「五年間好きでいてくれたら、お前のこと好きになるよ」
高校時代に八木 に告白されて裕紀はそう答えた。これをきっかけに二人の友人付き合いが始まる。
役者の道を志したバイト生活の裕紀に、八木はご飯を作り励ましてくれた。い つしか実直で優しいその男は裕紀にとって、かけがえのない親友になっていた。
そして五年後。ずっと裕紀を想い支え続けてきた八木から二度目の告白をされる。
恋人は嫌だが八木と離れたくなかった裕紀は、キスや愛撫を受け入れてしまい…。 (楽天より転載)
面白かった。
これを勧めてくれたのは櫻ちゃんなんですが、やっぱりアタシのツボ押さえられてるなあ!(笑)
結構最初っから八木に惚れてるのに全然気づかないで来た裕紀が、あらゆる面で一足飛びに成長する話なんですが、これホントに面白かった。
最初は八木が自分を好きなんて理解できないし、同姓なんてありえないと思っているのですが、ふとした拍子に会いたくなるのは八木だったし、彼女にこっぴどく振られてさえ何の感慨も湧かないのに、八木が「恋人になれないなら友達でもいられない」と背を向けた途端に泣くほどパニックになって、恋愛感情なんか無いけど、でも離れるのはイヤだからキスくらい我慢しようと決意して、結局触りっこまでは受け入れてしまうあたり、結構最初から八木にメロメロ。
つか、結構ノリノリで口淫まであっさり受け入れた時点でかなりじゃん!気づけよ!
所属する劇団の次回公演の主演に抜擢されて、ニューハーフのマコという役を掴もうと、優雅なしぐさのご婦人を観察していたら、向かいの席の巨乳の女の子を目を奪われていたと八木が勘違いして別れを切り出したり、もうハッキリ言ってただのバカップル。
本人達だけ自分らがラブラブだって気づいてない。
で、舞台はなかなか好評で、八木のために席を用意して「褒めてもらおう」と、ウキウキで舞台に立っていると、突然八木が席を立って帰ってしまう。
舞台が跳ねた後、すぐに理由を尋ねると「キスシーンがあるのが許せない」というダダをこねる八木。
あれは芝居だと言っても、それでも嫌なものは嫌だと言って理解してくれない。
大喧嘩の末、連絡とらなくなって色々あるけど、舞台の再演の楽日に観に来てくれて、喜びのあまり速攻ホテル行ってやっちまうと。
で、めでたしめでたし。
後日談もすごいラブラブでした。
あとがきによると、この作家さん、大体受けか攻めどっちかにトラウマがあったり、誰か人が死んだりと、ちょっとダウンな感じの話書くことが多いようで、この話に関しては、「誰も死なない」と「ラブラブに!」と目標にしたとか。
普段どんだけダウナーな話を書かれるのか・・・。
ともあれ、楽しかったです。
*2008.09.29 (Mon)... キスが出来ない、恋をしたい
★キスが出来ない、恋をしたい★
キスができない、恋をしたい:崎谷はるひ 著
~あらすじ~
そんなに頭悪い訳じゃないのに、短絡思考で、辛い事からはすぐ逃げて、快楽に弱くて、てんでダメダメな脩。
流されるように男のところに転がり込んで、ただただペットみたいに甘やかされて、その内飽きられてポイッ。で、「ふられた~!」と言って、行きつけのバーで号泣して慰めてもらう・・・の繰り返し。それがもう何年も。
口が悪くても、脩の為に注意やお説教をして来た岩佐もさすがに呆れて、暴言三昧。
失恋の上に更に本当のことを指摘されてずたずたにされた時、ポロッと「セックスなんか嫌いだもん」と言う。
よくよく話を聞くと、過去の男は揃いも揃ってろくでなし。セックスが気持ち良かった事なんか1回もないというと、流石に可哀想になったのか、岩佐は「俺が試してやる」と言ってホテルに連れ込む。
で、やってみたらこれが相性が最高。「じゃー付き合うか」といってお付き合い開始。
「したくてもしてもらえない、なんて焦れた事ねえだろ」といって3ヶ月お預けだの、ライブハウスのアルバイトから正社員になった時、「遅刻だけは絶対するな」と厳命し、それを守れなかったらお説教したりと、付き合うと言うより人間の大人としての教育を一からしているような関係。
色々あって同棲してから2年目、岩佐の仕事が忙しすぎてすれ違いが生じる。それが寂しくてたまらない上に、似合わないファンシーグッズなんか見かけて「女の人の方がいいって思ってるんじゃ」と疑うようになる。
でもそれはただの勘違い。脩の相変わらずの短絡思考に呆れつつも、「3日間の休みもぎ取るのは大変だったんだ」と、ねずみの国のパスとホテルのスィートまで取ってくれていたことに感激して、ラブラブえっちでめでたしめでたし。
えー、はるひんお得意の「いじめっ子×ばかっ子」です。
可愛いんですが、さらっと読める1冊。いや、はるひんにしては割りとアッサリした本でした。
このカップリングに一番近いのは、受けも攻めも、ハチミツのトモ×宇佐見かなーと思いました。何となく、属性的に。
でも、ハチミツの連中より濃くないし、甘くもない。なんだろう、ホントにあっさり読めたし、内容もあっさりしてた。
まあ、これ自体が恋愛証明書 のスピンオフ作品だからかもしれませんが。
今回のツボセリフは、岩佐の「人生設計考えてから、手ぇつける」でした(笑)
こんな男、ウザくてたまらーん!
ヲタクなら1度は絶対する勝手な声優キャスティング。
読みながらアタシは、脩は鈴木達央くんがいいなーと思いました。
はるひん作品のばかっ子受け、性別受け=武内健さんってイメージがあるんですが、何となく、脩は乙女たっつんが良いと思いました。
で、岩佐は作中で「低くて迫力ある声だけど、ベッドで聞いたらこの上なく甘い」と表現されているので、・・・うーん・・・三宅健太・・・じゃ、反論出来そうなんだよなぁ。安元洋貴??んー、黒田崇??
でも絶対帝王じゃない。帝王じゃ甘すぎる。
あー、じゃ、あんげんかなぁ・・・。
いやー、今日もアタシは気持ち悪いね!!!
キスができない、恋をしたい:崎谷はるひ 著
~あらすじ~
そんなに頭悪い訳じゃないのに、短絡思考で、辛い事からはすぐ逃げて、快楽に弱くて、てんでダメダメな脩。
流されるように男のところに転がり込んで、ただただペットみたいに甘やかされて、その内飽きられてポイッ。で、「ふられた~!」と言って、行きつけのバーで号泣して慰めてもらう・・・の繰り返し。それがもう何年も。
口が悪くても、脩の為に注意やお説教をして来た岩佐もさすがに呆れて、暴言三昧。
失恋の上に更に本当のことを指摘されてずたずたにされた時、ポロッと「セックスなんか嫌いだもん」と言う。
よくよく話を聞くと、過去の男は揃いも揃ってろくでなし。セックスが気持ち良かった事なんか1回もないというと、流石に可哀想になったのか、岩佐は「俺が試してやる」と言ってホテルに連れ込む。
で、やってみたらこれが相性が最高。「じゃー付き合うか」といってお付き合い開始。
「したくてもしてもらえない、なんて焦れた事ねえだろ」といって3ヶ月お預けだの、ライブハウスのアルバイトから正社員になった時、「遅刻だけは絶対するな」と厳命し、それを守れなかったらお説教したりと、付き合うと言うより人間の大人としての教育を一からしているような関係。
色々あって同棲してから2年目、岩佐の仕事が忙しすぎてすれ違いが生じる。それが寂しくてたまらない上に、似合わないファンシーグッズなんか見かけて「女の人の方がいいって思ってるんじゃ」と疑うようになる。
でもそれはただの勘違い。脩の相変わらずの短絡思考に呆れつつも、「3日間の休みもぎ取るのは大変だったんだ」と、ねずみの国のパスとホテルのスィートまで取ってくれていたことに感激して、ラブラブえっちでめでたしめでたし。
えー、はるひんお得意の「いじめっ子×ばかっ子」です。
可愛いんですが、さらっと読める1冊。いや、はるひんにしては割りとアッサリした本でした。
このカップリングに一番近いのは、受けも攻めも、ハチミツのトモ×宇佐見かなーと思いました。何となく、属性的に。
でも、ハチミツの連中より濃くないし、甘くもない。なんだろう、ホントにあっさり読めたし、内容もあっさりしてた。
まあ、これ自体が恋愛証明書 のスピンオフ作品だからかもしれませんが。
今回のツボセリフは、岩佐の「人生設計考えてから、手ぇつける」でした(笑)
こんな男、ウザくてたまらーん!
ヲタクなら1度は絶対する勝手な声優キャスティング。
読みながらアタシは、脩は鈴木達央くんがいいなーと思いました。
はるひん作品のばかっ子受け、性別受け=武内健さんってイメージがあるんですが、何となく、脩は乙女たっつんが良いと思いました。
で、岩佐は作中で「低くて迫力ある声だけど、ベッドで聞いたらこの上なく甘い」と表現されているので、・・・うーん・・・三宅健太・・・じゃ、反論出来そうなんだよなぁ。安元洋貴??んー、黒田崇??
でも絶対帝王じゃない。帝王じゃ甘すぎる。
あー、じゃ、あんげんかなぁ・・・。
いやー、今日もアタシは気持ち悪いね!!!
*2008.09.26 (Fri)... 硝子の花束
★硝子の花束★
硝子の花束: 杉原理生
~あらすじ~
大学生の瑛は、兄の恋人だった脩一と一緒に暮らしている。
数年前、兄・ 雅紀の死に落ち込む脩一と一時期関係を持っていたが、今はお互いそのことには触れられずにいた。
昔から脩一を好きだった瑛は、脩一と恋人同士になりたいと 願っていたが…。
ある日、不思議な均衡を保ちながら暮らす二人の前に、雅紀がかつて家庭教師をしていたという青年・本宮が現れ―。 (楽天より転載)
えー、本宮いなくてもいいです。かませ犬でもなんでもないなら出てこなくていい!!
ちょっとした通りすがり的な感じで登場する名も無き人でも良かったじゃん!!
なんつーの、非常にギクシャクしたまま暮らしてる二人に割って入ってくれるならまだしも、そういう訳でもないなんて、何のために名前まで貰ったキャラなのか。
兄と脩一の共通の友人・円城寺も、最後の最後で「実は俺もお前が好きだったんだぜ」とか、アンタ・・・!
今までそんな素振り無かったやん!?ただ、主人公のよき理解者ポジションだったじゃん!?ニブチンの瑛だけがずっと気付かないってんならまだしも、兄も脩一も本宮も、果ては読者までが気づかない・・・というか、気づけないってどういう事!?
構成的にも時系列がバラバラ。非常に不親切。
読み手の混乱をわざとあおってるとしか思えない。
非常にツッコミどころ満載の小説でした。
ツッコミどころはたくさんあれども、そのツッコミが笑いを伴わないツッコミなので、どうとも対処が出来ません。
どうしたいの、この小説。
某所でこの小説に対する不満、怒りしか目にしてなかったので「はて、どんなもんじゃろか」と手に取ったはいいけど、まさかココまで何一つ萌えないとは。
唯一、脩一の瑛に対する分かりにくいけどヒドイ独占欲には萌えられたかな。
あと、ショタ時代の瑛は可愛い。(所詮・・・)
それだけだ!!
硝子の花束: 杉原理生
~あらすじ~
大学生の瑛は、兄の恋人だった脩一と一緒に暮らしている。
数年前、兄・ 雅紀の死に落ち込む脩一と一時期関係を持っていたが、今はお互いそのことには触れられずにいた。
昔から脩一を好きだった瑛は、脩一と恋人同士になりたいと 願っていたが…。
ある日、不思議な均衡を保ちながら暮らす二人の前に、雅紀がかつて家庭教師をしていたという青年・本宮が現れ―。 (楽天より転載)
えー、本宮いなくてもいいです。かませ犬でもなんでもないなら出てこなくていい!!
ちょっとした通りすがり的な感じで登場する名も無き人でも良かったじゃん!!
なんつーの、非常にギクシャクしたまま暮らしてる二人に割って入ってくれるならまだしも、そういう訳でもないなんて、何のために名前まで貰ったキャラなのか。
兄と脩一の共通の友人・円城寺も、最後の最後で「実は俺もお前が好きだったんだぜ」とか、アンタ・・・!
今までそんな素振り無かったやん!?ただ、主人公のよき理解者ポジションだったじゃん!?ニブチンの瑛だけがずっと気付かないってんならまだしも、兄も脩一も本宮も、果ては読者までが気づかない・・・というか、気づけないってどういう事!?
構成的にも時系列がバラバラ。非常に不親切。
読み手の混乱をわざとあおってるとしか思えない。
非常にツッコミどころ満載の小説でした。
ツッコミどころはたくさんあれども、そのツッコミが笑いを伴わないツッコミなので、どうとも対処が出来ません。
どうしたいの、この小説。
某所でこの小説に対する不満、怒りしか目にしてなかったので「はて、どんなもんじゃろか」と手に取ったはいいけど、まさかココまで何一つ萌えないとは。
唯一、脩一の瑛に対する分かりにくいけどヒドイ独占欲には萌えられたかな。
あと、ショタ時代の瑛は可愛い。(所詮・・・)
それだけだ!!
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Pixivはじめました!ヒカ碁に限らず色々描いていく予定!過去作品のサルベージもココでしようかな…。