忍者ブログ

空想科学世界

猫・特撮・感想・料理。長年ヲタクと腐女子を患っています。
*2025.02.12 (Wed)... [PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

*2009.01.19 (Mon)... 同級生
★同級生★
   
中村明日美子 ・著

~あらすじ~
合唱祭前の音楽の授業中、同級生でメガネの優等生・佐条利人が歌っていないことに気付いた草壁光。
佐条は歌なんかくだらないのかと思っていたが、ある日の 放課後、だれもいない教室でひたむきに歌の練習をする佐条の後ろ姿を見た草壁は思わず声をかける…。
高校時代のピュアな恋愛をさわやかに描いた、青春とき めきボーイズ・ラブ第1弾!!
(アマゾンより転載)

スゴイさわやか。
さわやかでいて、非常に真摯。

「まじめに、ゆっくり、恋をしよう」 とテーマにして描いたとのこと。

確かにすごく丁寧な作品。
えっちは1回も無くて、キスまでしかしてないし、結局二人は「若気の至り」で、将来終わってしまうかもしれないけど、それでも青春時代にしかない情熱とキラキラした何かがすごく沢山詰まってるんですよ。

草壁は地元の友達とバンド組んでて、そのライブを見に行った佐条は、ファンの女の子からコクられてるのを目撃して激しく嫉妬するのに素直になれなくて、でも草壁はただただ、佐条が自分のライブを見に来てくれたことが嬉しい。
卑屈な事言う佐条に「怒るよ!?」とキレるが、ビビられて嫌われたくないから速攻「うそ、今のうそ!」って否定するし。

どっちかと言うと草壁の方が積極的に佐条に絡んでって空回りしてる感じ。
かといって佐条が醒めてるとかそういうんでもなく、佐条は佐条なりに草壁が好きなんだけど、あんまりそれが表に出ないだけと言う・・・。

デレデレ×ツンデレみたいな感じ?(草壁はワンコではない)
何だか甘酸っぱくて、こそばゆくて、眩いマンガでした。



拍手

PR
*2009.01.16 (Fri)... エレベーターで君のとこまで。
★エレベーターで君のとこまで。★

鳩村衣杏
・著

櫻ちゃんがオススメしてくれた作品。

~あらすじ~
高校卒業時の「絶交」以来、音信不通だった元親友同士が7年ぶりに再会 した。
長身に見合わぬ乙女心を持つ能島平は少女漫画家、身長は華奢だが男前な窪田修里はIT会社のサラリーマンになっていた。

絶交
中もずっとずっと修里に片想いしていた平。
その愛は修里をモデルに漫画を連載するほどで、平は再会を機にどうにか関係を修復、そして恋人へと進展したいと考えるのだった。
一方修里は、そんな平の想いを初めて知らされて戸惑い…。

(楽天より転載)

いやいや、カワイイ。
乙女攻め×男前受けでした。

修里に再会した直後に自分のアトリエに戻って枕をばふばふしながら「何であんなにクソ可愛いんだ・・・っ!」と、脳内に「可愛い」という単語だけ浮かべて一人でキュンキュンしてる平が超乙女で乙女で(笑)

中学時代に、背が低くてもバレーを一生懸命がんばる修里を見て「かわいいな」と思い始め、高校進学してみたら同じ高校で同じクラスで同じ部活で一気に好きになっちゃって、3年間ずーっと恋心を隠して親友として振舞ってきたというのがいじらしくてねえ。
しかも、その頃から姉の影響で少女漫画オタクだった平はノートに自分と
修里をモデルにした実録4コママンガまで描いてて、その隅っこにちっちゃく「修里、大好き。修里、可愛い」なんてメモを残してたりちょっとアンタどんだけ乙女か!!!

一方
修里は、背が低いのにバレー部でがんばる自分を絶対バカにしないし、いつも自分を気にかけてくれる平を「一生モノの親友」くらいに思ってたのに、ふと教室での何気ない雑談の中で平が言った「チビだから」という発言にキレて絶交という、根が短気な性格。

この、
修里の短気な性格と、平の口下手で不器用なところが災いして、もう誤解に誤解を重ねてすれ違ってかみ合わなくて・・・。
もう、見てるとホントにヤキモキ!!

平のチーフアシ兼マネージャーの斎賀が、平についてた消しゴムのかすを取ったり、自分より平の事分ってる的な態度が許せなくてヤキモチ焼いてるのにそれをなかなか認められなかったりとか。

でも自分をかばって怪我した平を見てやっと決心がついて、めでたしめでたし。
いやいや、ホントにドタバタでしたが、可愛いお話で楽しかったです。

会社のある雑居ビルと、平の住むマンションと、
修里は平に会いたくなったらエレベーターに乗らないとならない・・・と言うのがタイトルの由来なのかな。

同時収録で、
修里の会社社長・大庭×平のチーフアシ・斎賀とのお話も有ったのですが、これも面白かったなあ。
大庭さんがすごく大人で、包容力あって素敵でねえ。
斎賀さんみたいな頭でっかちで感情面がお子様な人は、こういう男に可愛がられてるのが一番だと思いました。
しかし「やだっ!」と「落っこちそう」は反則だ・・・orz

あと、もう1編。平と修里のその後のお話も有りましたが、バカップル全開でご馳走様でした★

ハイ!恒例妄想キャスティング!
以下小声で。
160センチ台の強気受けには、たっつん希望。
190に届こうかと言う乙女攻めには、羽多野くんか、鳥海さん希望。
いつもニコニコな飄々とした社長には、帝王。絶対森川さんが良い!
感情面お子様なチーフアシには、勇者王・・・か、ゆっちー希望。
あー、妄想たのしいな!


拍手

*2009.01.15 (Thu)... カフェラテ・ラプソディ(ドラマCD)
★カフェラテ・ラプソディ★

川唯東子・著

ドラマCD
原作の感想はコチラ→
・・・なので、あらすじは割愛します。

さて。
これ、すっごく会話が可愛いストーリーなので、音声化したら良いのにな~と思ってました。
もしもドラマCDになるなら、恵人みたいなヘタレわんこで乙女攻めは羽多野くん以外に無い!んで、ちょっと卑屈な受けは、ちょっと可愛めな鈴村さんが良いな~と思ってたんです。

したらAtisさんからCDが出るって言うじゃない?しかもキャストが、

恵人=羽多野渉
芹沢=鈴村健一


好き原作に希望キャストキターーーーーーーーーーー!!!

狂喜乱舞しながら速攻で予約しましたよ!!

で、年末。
わくわくしながら聞きましたが、もう、スッゴイ可愛い!聞いてて恥ずかしい!
お布団的なシーンは、原作より多少増えたかな~と言った感じですが、そんなに濃くも無く。
ただただ、チュッチュチュッチュとキスばっかりしてるCD。
もうそれがカワイイったらカワイイったら・・・!

鈴村さんは流石の安定感。
鈴村さんが受けなんですが、役の関係性の所為か、どっちかと言うと鈴村さんが全体を引っ張ってたかなあ?
羽多野君は、役の所為か、攻めっぽくなくてただただカワイイだけという・・・(萌)

芹沢と携帯番号を交換する時の遠慮しながらも嬉しげな声とか、芹沢からの電話に出る時の「はい・・・」という緊張しまくった声とか、その直後の芹沢の声を聞いてキュンとしちゃった「・・・はい」という声のトーンの変化とか、すごくすごーくかわいかったぁ~~。

コミックスのその後のオマケが収録されなかったのは残念だけど、最後まで楽しく聞けました。
もう、ホントカワイイ・・・。
四捨五入して30の男二人がマイク前で「好き好き大好き」「カワイイカワイイ」言い合ってる収録風景想像すると激しく萌える(そこ!?)

ともあれ、ほんっとかわいいBLCDでした。

予約特典フリートークCDもついていました。
白石役の小西克幸さんは別録りだったようで、フリトも鈴村さんの無茶振りが炸裂する中がんばってました。
鈴「別次元に居る小西さーん」
羽「まさか海亀があんな事になってるとは・・・」
鈴「ココからはイイ声で!」
鈴「んじゃココからはお茶目に!」

これら全ての無茶振りに対応していく小西さんが哀れで面白かった。
しかも編集さんが小西さんがコメントしてる時だけ別次元っぽいBGM乗せて来るから余計に可笑しくて・・・!

あと、カフェラテ・ラプソディの歌を即興で歌わせられてる羽多野君が可哀想で面白かった。
羽「しょっぱなから大怪我ですよ!!##」←ココで爆笑

あと、鈴村さんにしては珍しく自分の恋愛観を語ってた。

・束縛したくないし、されたくない。
・甘えられる方が好きで、どっちかと言うと「俺について来い」派。
・それぞれに人生の時間は流れているんだからそこは尊重しないとダメ。←激しく同意!!
・嫁なり彼女なりが、行きたいと言った所には「どうぞ行ってらっしゃい」と送り出す。見返りはいらない。自由にしたら良い。
大体こんなこと語ってたなあ。

対する羽多野君は、

・束縛したいし、されたい。
・自分だけの鳥かごに入れて誰にも見せたくない。それを自分もされたい。
・どっちかと言うと甘えたい。膝枕とかされたい。
・嫁なり彼女なりが同窓会に行きたいと言ったら「行っても良いけど、次の休みの日には同窓会に行ってた時間の何倍も一緒に居て」と言いたい。言えるかどうかは別として。←ヘ、ヘ、ヘタレーーー!(萌)

何このオトメン。

・・・やっぱり羽多野君、恵人にキャスティングされて大正解だったと思うよ・・・。

最後の最後まで楽しいCDでした★(^^)

拍手

*2009.01.14 (Wed)... 小説家は束縛する
★小説家は束縛する★


菱沢九月 著

~あらすじ~
晴れて恋人同士として一緒に暮らし始めた佐々原と律。
小説に行き詰ったり、眠れなくなったと言いながら、昼となく夜となく身体をつなげたがる佐々原を受け入れる律。
とても幸せだけど、このままで居て良いわけないと、漠然とした不安にかられる。
「やっぱり仕事をしたい」と考える律は、オープンしたての小さなレストランの厨房で働こうと思い、訪ねる。
するとその店のオーナーは、過去に付き合ったことのある、一癖も二癖もある土屋だった。
佐々原を思えば昔の男の元で働くのはいらぬ誤解を生みそうだし、自分が働いてみたいと思う理想の店に心も惹かれるし、もう別れたとはいえ、土屋の変な魅力にフラフラしてしまう自分も自覚して・・・!?

えー、懺悔の続編なんですが、個人的にはこっちよりも、懺悔の方が萌えでした。

全体的にぼんやりとした雰囲気で、特にこれと言って印象に残るセリフもエピソードもなく・・・。
でも、ようやく佐々原が律をちゃんと見始めたかなあと言うのは分りました。
懺悔でもそうでしたが、佐々原は、律(に限らず)をどこか別次元から冷静に俯瞰している自分がいつも頭から離れないような人物に思えたんですが、この話でようやくその別次元の自分との折り合いがつけられて、「律と一緒に生きていく」という覚悟が固まったかな~と感じました。

律メインに話が組み立てられていましたが、むしろこれは佐々原を軸にした話に思えました。

これもドラマになると良いなあ。

土屋は鳥海さんか、小西さんだったら良いなあ(出た!お得意の妄想キャスティング!)

拍手

*2008.11.20 (Thu)... 小説家は懺悔する
★小説家は懺悔する★

菱沢九月 著

櫻ちゃんに貸して貰いました。
だいぶBL読む元気が出てきたよ。ありがとう。
(一番左端のは、続編です)

~あらすじ~
3年同棲した男に逃げられて凹みまくっていた律は、親友の紹介で、小説家・佐々原のハウスキーパーをやる事になる。
元々料理人である律の料理を気に入った佐々原は、律を住み込みで雇うことに決める。しかしその佐々原は少し扱いづらい性格をしているうえ、「小説家の好奇心」と言いながら、初日から律を抱く。
勘違いしてこのまま好きになりたくないと思いながらも、心が止められない律はある日、佐々原の衝撃的な過去を知る。

トラウマ持ち同士が、お互いその傷ごと愛し合いましょうね
と、そういう話。

律のトラウマは、両親(特に父親)と死に別れていること。側にいてちゃんと見ていれば、父の病気の発見も早かった筈ではと後悔している。

佐々原のトラウマは、目の前で母親に自殺され、オマケに妻にまで自殺されたこと。

そんな重くて痛い過去をもつ佐々原をちゃんと受け止めきれるだろうかと迷い悩む律がいじらしかった。

律的には、失恋して2ヶ月たたないうちに新しい恋をしてしまった自分の心に戸惑っている所に、佐々原の重い過去がずっしり来て、どう折り合いつけたらいいのか分らなくなって、黙々と家事するしかない。

「好みのタイプの男と寝られてラッキーくらいに思っておこう」


と決めてみても、どんどん心が佐々原に傾いていって、もう理性が感情に追いつかなくて苦しそうでねえ。

佐々原の作品を原作とした映画が製作されることになって、その主演女優が自殺した奥さんに似ている上に、かなり本気で佐々原にモーションかけて来てるのがなんだか複雑。

家族に縁が薄くて、どうしようもなく「家族」に憧れて、でも自分はゲイだからしょうがないとあきらめられたけど、佐々原は元々ノンケだから、家族をあきらめなくてもいいんだよなぁ・・・なんて自己完結。

佐々原は、映画がらみの仕事で心にも無いお世辞や笑顔でスッカリ気疲れして、帰宅してから律を抱きしめてベタベタ甘えるのが楽しみでしょうがない様子。
色々優しかったりするけど、所詮は作家の好奇心だし・・・と、どうしても佐々原を信じきれない。

なんかもう、律はずっとぐるぐる悩み続けているのですが、それが全て佐々原中心。
最初は自分の気持ちに戸惑っていただけなのに、それがいつしか佐々原の心とか、気持ちとか、過去とか、生活を共にしていく中で、スッカリ世界が佐々原中心になっているのに、頭で分っていても感情が理解できないという最初と逆転現象が起こって混乱とか。

なんか、理性と感情のバランスが上手く取れない子に感じました。

佐々原は、言葉が少なすぎて誤解されやすいのが仇になった感じかな。
でも、生きてる人間と死んでしまった人は違うと言うことが分かっただけでも良かったんじゃないかな。

萌えセリフが結構沢山あったなぁ。
いや、萌えセリフに限らずキャラクターがみんな、いいセリフを言う作品でした。
登場人物一人一人が、ホントにいいセリフを言っていた。

「好きすぎて心臓止まる」
「簡単な身体」
「りっちゃんもあいつと同じだけ心配してみればいーよ」
「あんたの側でなきゃ、息できない」
「俺はお前に甘えるので忙しい」

脇役に至るまで、たった一言で、その人の性格を端的に表すセリフを選び抜いた感じだった。
すげえ。

すげえな、小説家って!

拍手

<< New   Home   Old >>
Twitter
ブログ内検索
★番組・作品名を略す。役者名をニックネーム・隠語で書くなど、茶飯事です。すいません。
Pixiv
Pixivはじめました!ヒカ碁に限らず色々描いていく予定!過去作品のサルベージもココでしようかな…。
ぺたぺた
blogram投票ボタン

にほんブログ村 猫ブログへにほんブログ村 テレビブログ 特撮ヒーローへ
にほんブログ村 小説ブログ BL小説へにほんブログ村 猫ブログ 猫 多頭飼いへ












バーコード
Blog Design by YMRc
Powered by NINJA TOOLS:[忍者ブログ][[PR]
]