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空想科学世界

猫・特撮・感想・料理。長年ヲタクと腐女子を患っています。
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*2009.09.23 (Wed)... 真夏の夜の御伽噺
★真夏の夜の御伽噺★


真夏の夜の御伽噺 :秀香穂里 著

秀香穂里まつり第4弾!

遅れてきた祭ですが、そんなの気にしなーい!

~あらすじ~
希望の会社に就職できたものの、開発ではなく営業に配属されてしまった旗野正は、仕事の不満を抱えてほろ酔い気分で銀座を歩いていると、ふと目に入った店に立ち寄ってしまう。
異国情緒あふれる不思議な雰囲気の店には、これまた不思議な色気のあるマスター・岡本勝一がいた。
その店は珈琲店であると同時に雑貨店で、世界中を旅する岡本が世界中から買い付けてきた品物が所狭しと置いてある。その中の一つ、「見たいと思った夢が見られるキャンドル」をつい買ってしまう旗野。
その夜早速キャンドルを灯して眠りにつくと、夢に岡本が現れ、しかも夢の中で岡本と旗野は恋人同士で・・・!?

えー、ファンタジーです。
BLそのものが既にファンタジーなのに、更にファンタジー。(前にも似たような感想書いたな。黒猫の話だったっけ?)

イヤイヤやってる仕事がうまく行かなくてクサクサしてるところに、夢の中の岡本とデートでイチャイチャしながら色の明るいお洋服買いに行って、色々アドバイスされたりキスされたり。
目が覚めたらそれが凄くリアルでドキドキしちゃってるんですわ。完全にこの時点で恋でしょ。

で、夢の中の岡本に影響されて明るい色のネクタイ締めていったら、先輩女子社員の誉められたり。
夢の中の岡本に甘やかされてアドバイスされて、その通りの行動したら全てが上手く転がりだして、しまいには夢の中の岡本に恋してると自覚して。
で、現実の岡本に会いにお店に行ったら「店員とお客」という対応しかして貰えずに勝手にヘコんだりとかしてて、マジで恋にオロオロして可愛いったら。

6個目のキャンドルでえっちしちゃって、7個目を買いに行ったら
「その夢に誰が出てきた?」って聞かれて
「岡本さんです」って答えたら、
「そうか、俺がお前の運命の相手か。実は俺もオマエのことが好きになってたんだぜ」とか、いきなりすぎて何だかな~~~(^^;)

まあ、続編でその辺のいきなり感に対する補完があるので納得は出来るんですが、ちょっとビックリしたよ。

秀さんには珍しいくらい、ライトで可愛いお話でした。


恒例、妄想キャスティング。
岡本は帝王かなぁ。つかみ所の無い感じとか、隠微なトコとか、、帝王がイイよなぁ。あ、でも怪しい店の主人だから、怪しさから言うと子安とか笑えそう。
受けは、ウダウダ悩んでる感じとか野島健児さんとかはまると思うなぁ。

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*2009.09.15 (Tue)... 恋せよまりも
★恋せよまりも★


早瀬亮 著

~あらすじ~
隔世遺伝の緑色の瞳がコンプレックスの真は、憧れの会社へ入社が叶ったのを機に、勇気を出して黒いカラーコンタクトを外した。
ところが出社早々他の社員たちに「この色はまずい」とコンタクト装着を義務づけられてしまう。
なぜなら、副社長である吉村は極度の緑色好き―ミドリイロマニアだったからだ。
見た目はいいのに変わっている変態…いや、上司から身を守れと言われ戸惑う真。
果たして噂の吉村は、緑色をこよなく愛し、仕事ができるイケメン、でも実は恋愛恐怖症なのにセクハラをしかけてくるという忙しい男で…。





えー、ライダー映画を見た帰りに買った、アホ設定BL小説です。

これ凄かった。アホ過ぎて凄かった。

もうね、何一つキャラに感情移入できないまんま、ずーっと淡々と文字を追っていくだけの作業。読書じゃない、作業。

アタシ最初はドタバタラブコメディだと思ったんです。
したら下手に緑色の瞳の自分にコンプレックス持っててウジウジした受けだし、攻めは壊滅的に日本語通じないし、これ、どうしていいのか・・・。

まず「ミドリイロマニア」が意味分からんし。
会社のデスクの上が緑色のファンシーグッズに埋め尽くされているとか、それを社員全員が諦めてると言うか「まあ、しょうがないか」とかって納得してるのもどうかと思うし。

何よりラスト付近で、これといって言葉で誤解といてないのにどういう訳か二人はキスして早退してエッチしてるとか、どうなの。

まあ、BL社内恋愛で、BLコンプレックスで、BL恋愛恐怖症で、枕詞に「BL」って付けりゃなんでも許されるんだと言ういい見本と言うか…。

とにかく攻めの吉村に日本語が通じないのがイラッとする。



声のイメージとしては、吉村は諏訪部さんか、小西さん。
あの辺の日本語通じない一人で突っ走ってる系の芝居だと笑えるキャラくらいにはなりそう。
受けは誰でもイイや。

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*2009.09.08 (Tue)... 年下の彼氏
★年下の彼氏★


年下の彼氏 菱沢九月・著


~あらすじ~
塾講師の石田楓は、バイトで英語を教えている二十歳の大学生・鴻島涼平に片思いをしている。
鴻島が語学留学でカナダに行ってから1年間、メールのやり取りをするうち更に思いは募ってしまっていた。
鴻島が帰国したその日、「家族以外で一番最初に会いたかった」と石田の自宅を訪ね、そのまま宿泊。
石田は帰国してくれて嬉しい反面、この想いをどう隠そうかと動揺していた。
ある日、高校時代の先輩・が突然帰郷、会いたいと言うので会うと、「よりを戻さないか」と持ちかけられる。
辻の登場で焦りを感じた鴻島は、ついに「もう隠せないとこまで来ちゃったから」と、石田に告白し、付き合い始める二人。
鴻島の告白が嬉しくて夢みたいでとても幸せな反面、不安も感じてしまう石田だが・・・。



石田は、子供のときに両親を交通事故で亡くし、代わりに祖父母に育てられる。月日が経って祖父母も逝き、たった一人の妹は国際結婚してフランス在住。
広い一軒家にたった一人で暮らし、波風立たない平和で淡々とした日々の繰り返しを愛する男。
誰にでも同じように優しくて、だから男女問わずモテるけど長続きしない。

一方、鴻島は素直で明るくて行動的で、誰とでもすぐ仲良くなっちゃう人気者。言ってしまえば、太陽のような男。

結構冒頭から、鴻島は石田にメロメロなのは読んでるこっちには伝わるんですよ。
メールの文頭に「愛する石田さん」「大好きな石田さんへ」とか書いてくるし、帰国後、「家族以外で一番最初に会いたかった!」と門のところで抱きしめちゃうし、起き抜けの石田に向かって「可愛い」とか、映画に誘って断られた時のしょんぼり加減とか、完全に大型ワンコ

それを一生懸命「そんな事ありえない」「勘違いだ」と、必死でスルーしてる石田がもどかしくってもどかしくって!
まあ、そりゃ子供の頃から家族が死んだりなんやかんやで、「幸せな事はいつか終わる」っていう諦念があるからしょうがないと言えばしょうがないわけで。
ある意味で究極なリアリスト。

そんな二人が、ちょっとずつちょっとずつ距離縮めていく姿が凄く心にじんわり来るんですよねー。はわー。キュンキュン☆

エロシーンも、普段とのギャップと言うか、石田さんかなり積極的でビックリしました。
鴻島くんは、ゆっくりゆっくり、だんだん深いところに行こうとしてるんだけど、石田さんは高校時代に既に辻先輩と言う男のコイビトいたからソコソコ経験があるから鴻島くんがじれったい・・・みたいな!!萌え!

色々誤解があって鴻島を諦めようとしてる石田に向かって電話で妹が大説教かますシーンがあるんですが、ココ、泣けた。

「よく話し合わないで恋を諦めるような、そんなのあたしのお兄ちゃんじゃない
「好きな人に好きになってもらったんだから、お兄ちゃんには愛される責任があるの」
「あたしはもう子供が一番になっちゃったけど、世界で二番目に愛してるのはお兄ちゃんよ。だから幸せになって」


要約すると上記のようなことを、身内だからこその遠慮のなさと愛情で発するセリフにほろっと来た。早くに家族を亡くしているからこそ、離れて暮らしているからこその、愛情。
両親が亡くなってから泣いてばかりの妹を抱っこして寝たとか、そういう子供の頃のエピソードがあるからか、余計にじ~んとしちゃったなぁ。
BLという、ファンタジー世界なんだけど、そこにじわっと滲む家族愛と言うか・・・。

作中のエピソードで、家族から受け取るべき愛情を上手く受け取れない受験生の女の子との対比も、もしかしたら有ったのかな。

BL作品なのに、ふたを開けたら妹が一番好きなキャラになってた・・・(笑)

全体通して凄くゆったりした雰囲気の作品なので、秋の夜長の読書とかに如何でしょうか?
オススメです!マヂで!


恒例妄想キャスティング!
石田はもうこれ武内さん鉄板キャラでしょう!アタシ武内さん以外思い浮かばなかったし、完全に武内さんで変換して読んでた(笑)武内さん以外なら、立花慎之介くんとか?
鴻島は、ワンコなところと、エッチのときに抑えて抑えて結局最後はがっつきまくってしまうという熱量の多いトコから、羽多野くんが良いかな~とも思うんだが、二十歳という年齢を考えると、中村悠一くんの甘めのラインで言ってもらってもいいかなぁ~とか思ってしまう。
辻先輩は小西克幸さんを熱望します!
妹の菜桜は、芝居のめちゃ上手い人が良い!芝居だけで言うなら川上とも子さんが良いけど、イメージはもっと声低い方が良いんだよなぁ。何より彼女今療養中だし、無理だよなぁ・・・。

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*2009.08.26 (Wed)... 瞳をすまして
★瞳をすまして★


瞳をすまして/杏野朝水


~あらすじ~
生まれつき耳の聞こえない牧野登和は、努力の末、健常者が通う大学に進学する。夏休み直前、モデルのバイトをやっている、派手な男・本多滋人と出会う。
耳が聞こえない登和に滋人はアレコレと親切に接する。いつしかお互い励ましあう仲になり、登和は滋人に恋をするようになる。
人気者で、恋愛方面がかなりルーズな滋人の噂や、滋人の元カノの嫌がらせなどに遭いつつ、それでも滋人を好きなことを辞められない登和は、気持ちを滋人に伝える。
すると、滋人も登和に実は一目惚れしてたと告白。
晴れて二人は恋人同士になるが、登和の兄が異常なまでに滋人を警戒し、二人を別れさせようとして・・・!?


ドラマ「愛していると言ってくれ」を思い出しました。

二人のコミュニケーションは手話とか、読唇とか、筆談、メール。
ケータイメッセージの見せあいっこ。
手のひらとか、相手の肌に文字を書く。

身を寄せ合って、くっついていないと出来ないコミュニケート手段ばかりなので、ずいぶん体温のある小説でした。

耳の聞こえないことでハンデがあるけど、頑張って普通の大学に行ってる自分は周囲に凄く迷惑かけてるんじゃないかと悩む登和。
でも、健気に頑張ってる登和の姿を見て、今までのチャランポランな生活を改めて、モデルの仕事も大学も本気で頑張ろうとする滋人。

お互いを大事に想い合い、傷つけないように、依存しすぎないようにと頑張ってことが全て空回ってすれ違うふたりが切なくて切なくて。

登和のお兄さんは、過去のトラウマから、派手でいい加減っぽく見える滋人を毛嫌いするんですが、
「大学とか、自分の目の届かないところで登和を見守る役って事なら別に良い。でも、認めたわけじゃないんだからねっ!」
という、素敵なツンデレぶりを発揮。

滋人は「認めてください」と言うより、「登和っていつもあんなに無防備なんですか!?俺気が気じゃないんですけど!」と、愚痴言って頼っちゃった方が得策と考えて兄に甘えると言う、何か表面上はいい感じなんだけど、裏で物凄い火花散ってる感じが笑えました。

しかも登和は耳が聞こえない分、二人が実は裏でけん制しあってる事なんて全然知らんのがまた可愛い。

滋人が本気になってる子というだけで興味持ってちょっかい出してくるセイという、滋人のモデル仲間がいるんですが、言動から行動から、絶対何かあるって勘付くのに、耳が聞こえない分どうしても情報量が少なくてホイホイついてっちゃう登和は、やっぱり警戒心が薄いと思う。
今までお兄さんが箱入りで育ててきたから余計に純真無垢と言うかなんと言うか・・・。

まあでも、登和と滋人はいつでもラブラブなので良かったねってことで!

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*2009.08.21 (Fri)... プラクティス
★プラクティス★



~あらすじ~
「あなたがどんなに感じやすくて可愛いか…この体に教えてあげる」
恋に傷つき、臆病になっていた芳史。
ある日出張先のホテルで目覚めると、ベッドに見知らぬ男と裸で横たわっていた…! 
激しく拒絶する芳史を、男は優しく 誘う。
吸い込まれそうな黒々とした双眸。獲物を狙う猛禽の目にぞくりと産毛をたてながら、逆らえなくて…! 
愛し合うこと。感じること。すべてを教え込ま れる。とろけるように愛されて… 続編書き下ろし!
(Amazonより転載)



流石ひちわさんです。乳首攻めヒャッホーーーイ!なお話でした。
ひちわ先生って、どうしてあんなに受の乳首を攻にちゅっちゅくちゅっちゅく吸わせたがるんだろう(笑)

歯科医の澤田は、自分のトコに通ってくる患者の芳史に一目惚れして、ずーっとずーっと好きで。
芳史は、初めて付き合った男がいたわりの無いセックスする所為でそっち方面にかなり臆病で。

で、芳史の出張先で偶然澤田と出会い、一夜を共にするけどお酒の所為で芳史にその夜の記憶がなく、お金渡してごまかそうとしたら
「あなたがどんなに感じやすくて可愛いか…この体に教えてあげる」・・・となるわけです。

澤田は、恋人を虐めて甘やかして、構い倒して尽くしまくるのが大好き。
でも、芳史はトラウマが激しすぎてうまく受け入れられなくて、どうしてもぎこちなくなってしまうのが、キュンと来ます。

芳史は、前の男とは「独りになるのが寂しくて嫌」で離れられなかったのに対して、澤田とは「好きだから一緒にいたい」と思うようになる、この心の開放ぶりにちょっと泣けました。
どんなひどい恋愛して来たのこのひと・・・。

続編は、ラブラブな蜜月に始まり、誤解してすれ違って元鞘という、ありがちなバカップルパターン。

「続編は来春予定です」と、あとがきにありましたが、ずいぶん長い来春ですね、先生・・・(涙)


恒例、勝手な妄想キャスティング!
芳史は、お堅くて冷たい印象すらあるサラリーマンなので、声も堅い声がいいんじゃないかなぁ。
鳥海さんとか、近藤さんとか、遊佐さんとか?
澤田は大型犬で、策士なのでなぁ・・・。ワンコ系なら羽多野君なんだけど、策士にはなりきれないと思うんだよなぁ。やっぱ帝王かなぁ。小西克幸さんでもいいかも!?

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